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タテの糸があなた

こんにちわ。
おはようございます。
派遣刺繍ネキのたすくです。

"何者でもない人が、文章の冒頭で挨拶をするとき、
肩書きがないとどうも適当な文章の滑り出しが思いつかないなぁ・・"

前回そんな事を考えながら、思いついたのが派遣刺繍ネキという
肩書きなんで当面はとりあえずこれを使ってみることに。

結構悩ましいですね。肩書きって。
付くもの付くと時には重さも加わってきますが、肩書きそのものは
やっぱり明瞭でその人の立場なんかを表しやすいと感じます。

こうやってSNSの進化やオンラインでの流れが強まれば強まるだけ、
自分で自分に肩書きを付けるセルフブランディング的な何かには
慣れておいた方がいいような時代性も感じたりします。

私の場合だと皆さんに分かりいいのは今のところ”派遣さん”。

元来あるワードに対する世間様のイメージというものも
あるでしょうし、ちょっとほろ苦い思いをした方や
させられた方もいらっしゃるでしょう。

逆に心強いサポーター的存在であったり、
機転の利く助っ人のような心象をお持ちの方もいらっしゃるでしょうし、

まさに三者三様。
良くも悪くもこのワード”人”に直結するなぁ。

なんて事を今日はちょっと考えてたりしました。

まぁ・・最終的には派遣さんてイメージよりは”たすくさん”て
イメージでいっつも塗りつぶされちゃうキャラ売り人柄採用枠なんですが。

派遣さんなんで話せる体験談や目線というものも一つ持ってますよ。
という自己紹介というわけで、組み込んでおこうかなぁと思うわけです。

刺繍とネキについては先日の記事の冒頭にサラッと目を
通して頂ければ、あぁ、そういうことね。となります。

立派な(?)刺繍ネキを目指して今回は刺繍に大事な糸とそれに
関連したお話をしようかなと思います。お付き合いください。


さて、前回私が手芸店のレジに
並んでいた際のお話を少ししましたが、
実はその際に手にしていたのが今回お話をさせていただく、

まさに””。

ミシン、手作業問わず、やはりしっかりとした糸を
正しく使うというのが大事だ。という事を実体験として
学んだため、その備忘録を書かせていただきます。

詳しくない方でも多少はご存知かと思いますが、
ミシンは上糸と呼ばれる糸と、下糸と呼ばれる糸が絡みあって
縫製を行う精密機械です。

・ミシンの上にそのままセットされる縫い糸が上糸。
・ボビンという小さい糸巻きに糸を巻き付けてから下にセットされる糸が下糸。

たすくメモ

そのため、糸のセットの仕方から糸の材質や布との組み合わせなどが、
縫った結果に影響しやすいと言えます。
実際に私が経験した苦いミスというか初歩的で致命的だったミスは
下の写真のような糸コマへのセットミス。

(左)糸が手前 / (右)糸が奥

糸が手前にいるか奥にいるか。
こんな些細な間違いで実はえらく縫い目が上手くいかないことがあります。

俗に糸調子が狂う。糸調子が合わない。などと呼ばれる現象。
それらを引き起こす要因はこんなところにも関係しています。

糸かけガイドなどでは図解だけで済まされていたり、
Q &Aなどでは不調の時はまず糸を掛け直しましょう。
のような書き方で省略されている場合もあるので、
何度直してもダイヤルをいじくっても、下釜掃除をしようとも。
気づかない。という場合があります。

メーカーさんや機種によって糸コマのセットの仕方も微妙な違いがあるようで。
本当になんでだ?となった時は一度この糸の方向、確認してみてください。

これも実体験として言える事ですが、実用縫い、刺繍ミシンともに
ミシンの縫い目の出来を大きく左右する要素として糸と糸調子
というものの関係性はやはり切っても切れません。

その辺の専門的なお話は、下記リンクの丁寧な記事を読んでいただいた方が
参考になるかと思いますので、僭越ながらリンクをペタリ。


そして本題、刺繍ミシン初心者が刺繍してみたらどうなのかというと
              こんな感じです。

ブラザー工業さんが過去に販売していた
正規データカードの刺繍データにてテスト。

複製データでもなければ自作データでもない為、
刺繍データの品質は担保された状態で
左のような感じになった時は、顔を両手で覆いました。

正直、配送中にミシンが壊れたのかとも疑いましたし
中古だからなのかとも思いました。

色々と考え調べ抜いた末に出た答え、やっぱりこれも”糸”

ちなみにこちらを刺繍した時の糸組みはこんな感じ。

(左)上下糸で別メーカー  上糸(カラー)下糸(白) ※糸番手は同じ
(右)上下糸で同一メーカー 上糸、下糸ともに同色同一 ※糸番手も同じ

たすくメモ

この時点ですでにあぁ・・やってるなぁ(苦笑)と思って
くださった方は先輩です。

一番大事なポイント

家庭用刺繍ミシンは実用縫いも出来るその特性上、
上糸のみで糸調子を行うため下糸は専用の糸で調子を取る

この視点が完全に抜け落ちていたわけです。

それ故に、やはり下糸専用の糸でもなければ他社の糸同士を組ませようとすると
必然狂うところが狂い結果左側のような刺繍になるという結果に。

ならば下の糸が表に出ても同じ糸であればわからないのでは?
というちょっとした策を講じたのが右側。結果として大分良くはなりました。
ちょっとしたテクニックとしても成立する方法のようです。

ただやはり、糸が変わる毎に上下の糸をセットし直すのは
少々手間がかかります。

わかっているなら下糸買えばいいじゃんというお話なんですが、
・・はい。その通り。コレ。私が欲しいと切望していたコレ。

ブラザー専用刺繍下糸(白)

コレがどういうわけか扱っている販売店になかなか出会えない。

本当にどこに行っても出会えない。

聞いても聞いても、

「あぁ〜・・ごめんなさい。うち、下糸は扱ってなくてぇ・・」

こんなに大事な糸なのにそんなことあるけ?という感じなんですが、
実店舗での刺繍ミシンのミシン糸というジャンルは上糸の種類もそこまで
取り扱いが多くはなく・・・。

探し始めて初めてわかる事ですが、売り場の大半は実用縫いなんですね。

根気よく色々と探してみた結果、先日新宿のオカダヤさんで
お取り扱いがあるという事を知りました。

ちなみにミシン糸やミシン用刺繍糸のお取り扱いがある6Fです。

以前行った際に糸売り場はのぞいたのですが見当たらずで
ここもダメかと諦めたのですが、改めてお店に行った際に、
取り扱っている別の店舗などもないか聞いてみようと
案内の方に声をかけたところミシン専用コーナーのスタッフさんに
声をかけると在庫を出していただけるというお話でお取り扱いが判明し
先日ようやっと購入することが出来ました。

こちらの使用感についてはまた後日。
とりあえずは、蜘蛛の糸のように下糸を探されている方の一助になれば幸いです。

したっけね!

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