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【補遺】「新しい社会契約(あるいはそれに変わる何か)」

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雑誌「WIRED」で連載中の「新しい社会契約(あるいはそれに変わる何か)」の補遺となります。
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#本

補遺4: WIRED連載『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第4回

雑誌『WIRED』Vol.39(2020年12月14日発売)掲載の『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第4回「「同意する」とは、どういうことか?」の補遺です。 紙面の都合上、掲載できなかった脚注、参照文献等をここで扱わせていただきます。 注1)「情報自己決定権」は、ドイツの憲法判例で確立している、自身の情報について、誰とどのような情報を共有するかを自身が決定する権利である。 なお、日本の憲法上のプライバシー権に関する通説的見解である「自己情報コントロール権」との相

補遺3: WIRED連載『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第3回

雑誌『WIRED』Vol.38(2020年9月12日発売)掲載の『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』第3回「集まれない時代の社会契約」の補遺です。 紙面の都合上、掲載できなかった脚注、参照文献等をここで扱わせていただきます。 注1) レベッカ・ソルニット『ウォークス 歩くことの精神史』の原題は『ワンダラスト(Wanderlust)』である。 注2) 居住移転の自由は、自らが移動したい場所に自由に移動できるという点で身体的自由権の側面だけでなく、自由な就労を確