#1_大学卒業から7年かけて"生産する娯楽"にやっと出会えた件
初めまして、金髪下駄で東京〜千葉界隈に生息するたすくんと言います。
これまでずっと自己開示を避けて来たんですが、楽になりたくて人生初のnoteを書いてみます。
同じような境遇の人に届いたら、死ぬほど嬉しいです。
ところで皆さん、この一度きりの人生でやりたいことは明確ですか?
違う質問でいうと、
あなたがいることでこの世界に、どんな差異を作りたいですか?
僕にはこの7年間、ずっとコンプレックスだったことがあります。
「やりたいことが特にない」ということです。
世間でいう大手企業に新卒で入社し、安定の生活。
それでも別にいいと思っていました。
いや、正確に言うと
「自分は飽き性で好奇心が旺盛なタイプだから」
と逃げていました。
そしてつい最近、やっとやりたいことがシャープになったんです。
そのプロセスについて、少し整理してみようと思います。
お前のことなんかしらねぇよ、と思うかもしれませんが、
簡単に高校時代から今までを最初に書かせてください。
◆今日までの流れ
[1] 福岡の田舎町から上京
中流家庭に育った僕は親に無理を言い、中学から私立の中高一貫の学校に通わせてもらった。
高校2年になると成績順でクラスは分割され、僕は凡人クラス(⇆特別クラス)に入った。一番の衝撃は授業のレベルの低さ。
配られた答え付きの問題集を毎日P1ずつ授業で消化して行くスタイル。
黒板に書かれた問題を生徒が前に出て回答するのだが、皆当然の様に問題集片手に答えを写す...
すると教師は「すごいじゃないかぁ!!完璧だぁ!!」とか言い出す。
こんなクソなレベルの授業に親が汗水垂らして稼いだ収入の大半が流れていたというだけで本当に申し訳なくなり、ひたすらに勉強した。
「勉強が恋人」とか豪語した甲斐があり、運良く早大の国際教養学部というところに2008年入学した。
[2] 大学生
田舎の地元にない刺激を求め、上京後は様々な人に出会った。
けど交友関係では失敗も繰り返し、とても仲がいいと思ってた友達から距離をとられ、暫く落ち込んでいたこともあった。
大学2年の時、SeattleのUniversity of Washingtonという大学に留学する機会があったのだが、偶然同じ授業になった2個年下の子が、マイクロファイナンスの事業を立ち上げており、お前の夢はなんだ?と聞かれた時に何も答えられず、悔しい思いをした。
帰国後、インターンや就活で沢山の機会をもらったが、どこか冷めていた自分がいた。面接は慣れてくるとゲーム感覚になってしまい、周りから学んだテクニックだけを駆使して勝ち上がっていった。
10年後のビジョンは?という質問のお決まり文句は、
「自分の名前で仕事を頂けるような人材になること」で、
その深い意味も考察せずにいた。
結局新卒では、Twitterで結婚した(*)という社員の方の話が面白く、
リクルートに入社した。
*:当時流行っていた"ゲーミフィケーション"の仕組みを利用して、その人に関連するクイズに回答させたとか
[3] 社会人(〜5年目)
入社後はチャンスに恵まれ、営業/企画/新規事業/プロマネと幅広い業務にアサインして頂いた。ある日、どうしても納得いかないことが発生し、上の人と話した末に4年半いたリクルートを退職する決断をした。
リクルートは今でも大好きな会社で、当時の関係者の皆様には感謝しかない。
その後DeNAへ転職したが、携わった事業が入社後わずか数ヶ月で解散することになった。短い間だったが"仕事がない"状況を経験し、突如"自分"には全く市場価値がないのではないか、と大きな不安に襲われた。
(実際この頃は本当になかったと思う)
空いてる時間を利用して、また沢山の人に会った。
「たすくんさんって何でもできて、優秀ですね」
と言われて終了、実際に自分に価値がないことに直面。
というよりは、相手の目線に立ててない、と感じた。
そこでアプローチを変えることにした。
これまで培った専門性(スキル)や経験(ユニークな環境)を整理し、
相手が僕をどう使えるのか、を刺さる形で話せる様にしたところ、仕事につながることが増えた。
これは純粋にとても嬉しかった。
[4] 社会人(6年目〜今)
ところが、この頃になって新しく会う人にも言われ続けたことがある。
「結局たすくんさんは何がしたいんですか?」
「ポジションとらないんですか?」
答えは決まって、
「僕は飽き性なんで、色んなことをやりたいんですよね〜」
この答えで、自分らしさを出せていると思っていた。
僕が生まれて以来最大の勘違いだ。
なぜなら一方で気づいていた。
これからは圧倒的に"個人"の時代がくることを。
◆"生産する娯楽"という考え方
最近好きな言葉があります。
それは「生産する娯楽」という言葉です。
娯楽というと、映画を見たり、ゲームをしたり、友達とカフェで話したり、と「消費する娯楽」が一般的なように感じます。
しかしよく考えてみると、それは本当に幸せの限界なのでしょうか?
人は生産も消費も両方しつつ、人生を生きています。
生産を仕事と定義すると、世の中の人は大半の時間を仕事に費やします。
その仕事がもし"ストレス"だとしたら、それはかなり近代的なオールドファッションに思います。
逆説的にいうと、その生産の時間が"ストレス"から"娯楽"に変わるとどうでしょう?具体的にいきましょう。
・1日:24H
・仕事してる時間:10H
・睡眠:6H
残りの可処分時間のうち、3Hくらい家で好きなゲームをしたり好きなTVを見たとしても、
1日の幸福時間(今勝手に作った)率 = 3/24 = 12.5%
それが仕事してる10Hが娯楽になると、
1日の幸福時間(今勝手に作った)率 = 13/24 = 約54.2%
と単純計算で4.3倍になります。
「生産する娯楽」を意識するだけで今より4倍幸せになれる可能性がある
なんてめっちゃいいじゃないですか。
「生産する娯楽」とはつまり「好きなことを仕事にする」って話です。
巷で有名な落合陽一さんも、前田裕二さんも、北野唯我さんも、西野亮廣さんも、この視点で人生生きてるんだなと思います。
◆"何の串"に刺すか
次に考えたのは自分を「何の串」にさすか、ということ。
悪い例に僕のTwitterのプロフィール。
笑えますよね、この幕内弁当感、肩書きに固執してる感、捨て切れてない感・・・(苦笑
やりたいことを明確にするのって難しいなって思ってる人もいますよね。
実際に僕も7年間くすぶってました。
人のコアな価値観って人生の山と谷で形成されることが多いと思います。
なので、就活時期にやる自己分析のもっと深い版のイメージですね。
一人でやるのが苦手な人は、誰かと話しながらやることがお勧めです。
長く引っ張りましたが、僕の場合は「教育」特に今は「若手のキャリア支援」です。上の高校時代の原体験から、長い間漠然と教育というテーマに問題意識はありましたが、今の自分からあまりに遠く、クリアカットに意識できていませんでした。
ここ数年、草の根的な繋がりで学生〜新卒5年目位のキャリアレンジの方の相談に乗らせて頂く機会があり、微力ながらも貢献できていたのが楽しく、嬉しかったのです。おお、これは「生産する娯楽」だな、と確信しました。
将来的には子供世代の教育にやはり関心があるのは変わりません。
大人の役割って子供の人生に「いかに奥行きをもたせることができるか」
だと思うんですよね。
現在1歳の娘もおり、将来的には自分の子供と一緒に教育について深く思考できたら幸せです。
◆いざ行動!
ここまでくれば後は一歩踏み出すだけです。
最近お会いしたある素敵な起業家の方に、いかにTwitterがイケてるかをご教示頂きました。
方法論はいくつもあると思いますが、僕はこの方に影響されてTwitterを選ぶことにしました。
理由は、
Facebook:リアルな繋がりばかり、過保護な環境
Instagram:(向いてない...笑)
Twitter:不特定多数にリーチできる(影響を与えることができる)
だと思うからです。
ずっとさぼってきたTwitter、いい機会なので頑張って見ます!
(注意:僕は成功者ではなく、今から頑張る人です...)
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https://twitter.com/tasuku_w
◆Special Thanks to...
最後に、手前味噌ですが人に沢山出会う、というのは行動する上で一つ有効だと思います。何もしないくらいなら、そこから始めるのはありです!
・僕にTwitterを説いてくれたポジウィル株式会社CEOの金井さん
・若手人材に絶大人気を誇り、日々新しいことに挑戦されているスカラインターナショナルの本間さん
・事業売却後、好きな仕事だけをするために髪を金髪にしてスタートアップ界隈でご活躍の高梨さん(アドレスホッパー)
・退職後も長く定期ランチに付き合ってくださるリクルートの皆様
・メディアを通じて現代に風穴を開けようと絶えず発信されている方々
これまで一度も長文で発信したことがなかった僕にここまで辿り着かせてくれた皆様に、勝手ながらSpecial Thanksを送りたいと思います。
以上約4,000字に、もしお付き合い頂いた方がいたら死ぬほど嬉しいです。
貴重なお時間ありがとうございました...!
そして、僕の自分勝手をサポートしてくれる家族にも感謝したい。
いつもありがとう。
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