彼らの成長

今日も下記の続きからスタートします。


まだの方は、上記のリンクから読んでくれた嬉しいです♪


全国大会で負けて、ホテルに返っての話からスタートです。

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いつも、役割の徹底や振り返りを入念にしてきた僕が、全国大会1回戦で負けて、反省会をしないと言うのがよっぽど珍しかったのでしょう。

怒っていると勘違いしている様だったので、一応反省会に付き合う事にしました。

でも、本当は僕自身が悔しくて、あれだけ保護者や地域の皆さんに応援してもらったにもかかわらず1つも勝てなかったというのが悔しくてたまらなかったんです。

そして何が良くなかったのか?自分なりに整理ができていなかったのです。

それでも一応反省会に付き合い、彼らの話を聞いてみました。


僕は、「じゃ反省会するか!はい!みんな一言ずつどうぞ!」と一人一人振り返りをさせてみることにした。

正直ほとんど勉強もできない選手達だが、しっかりと自分の役割を理解していて、そしてそれが達成できなかったことをしっかり自らの言葉で発していました。その気づきがあったことにも感動しました。

ほんの数か月前まで、頑張っている選手を冷かしていたり、僕は球拾いしかない!とか言っていたやつらが、次はどうしたほうがいいのか?という事を真剣に考えていたのです。


そしてこんなことを言う選手も出てきました。


「そもそも俺たちは、本当にこの全国大会にむけてしっかり準備ができたのだろうか?もっと練習時間が取れたらいい結果がでたんじゃないか?」

今にも喧嘩でもはじまるのでは?と思うくらい真剣に話していたんです。

きっと、彼らは保護者や地域の皆さんに応援してもらってのこの結果が僕以上に悔しかったのです。

沖縄に戻ったらどれくらい練習する、こんな練習をするというのを自分達で考えながら決めていました。


その時僕はふと思いました。

もうこの子達に僕は必要ないと。

彼らは、今までキッカケがなかっただけで、本当は自ら考え行動する力があったのです。

白熱した反省会のあと、僕は一言だけ残してその会を終わりにしました。

「みんなの思いや考えはわかった。それを帰ったら行動に移してくれ。行動を見て、僕がまたみんなに必要だったら指導する。」

こうして全国大会も終わり、日常が戻ってきました。

秋には、3年生引退前最後の大会がありました。


しかし、残念ながら僕が指導をすることはありませんでした。

彼らが全国大会の後、行動に移せなかったのではありません。

その逆です。


彼らは自ら考え、僕が教えて練習や原理原則を徹底して行っていました。

こっそり隠れて見学した時に、僕はもう必要ないと判断したのです。


大会の結果は見事優勝。

しかも、夏に接戦を演じた相手に、大差で勝利を収めたのです。


僕が直接指導した時よりも、彼ら自身が主体的に練習しプレーした結果が圧倒的に良かったのです。

でも不思議です。

僕は本当にうれしかった。

彼らが自ら行動したこと、そして高校最後に自信をつけたこと、このことが自分の指導で優勝させたことよりも嬉しかったのです。

この経験は、僕自身にとっても大きな影響を与えてくれたと思います。

サッカーでも、まちづくりでも、企業のコンサルでも、結局そこにいる人自身が主体的になること!この大切さを学んだのです。

だから、僕の仕事は主体的に取り組ませることです。

今は、スポーツ✖地方創生という仕事をしています。

これは、スポーツの精神性や魅力、衝動、興奮、を使って、地域の皆さんに如何にまちづくりに主体性をもってもらうか?という事です。

財源も必要です、誰かの経験や知識も必要です、しかし一番大切なのは、そこにいる人達が主体的に取り組むこと、主体的だから楽しいんです。

今後もこの主体性を生むために活動していきます。


追伸:優勝した彼らは、優勝したあと真っ先に僕に連絡をくれました。「先生ありがとう!先生のおかげで俺たちは優勝できたよ!」って。

でも僕はこう伝えました、「本当におめでとう、でも今回の優勝は俺じゃない、お前達だけでつかんだ勝利だ。自信をもちなさい!いつでも応援しているよ!」と。


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宮城'亮'の主なプロフィール

✔Jリーグ全クラブ中3年連続ホームタウン活動No,1

✔クラブ初の1万人集客を達成!

◾️学生時代
・15歳でブラジルに短期留学し、こんなにサッカーで盛り上がる町を作りたい!
・20歳大学在学中にFC琉球の立ち上げに参加
・21歳大学在学中「FC琉球対ケツメイシ」を企画、3000名以上の人を集め注目される。
・22歳大学在学中に起業。ホームゲームの設営や運営、ファンが集まるコミュニティスペース「+9」をつくる。
・22歳アパレルブランド「PLUS NINE」(現P'lus Nine)を設立

◾️設立・職歴
・FC琉球立ち上げに参加。
・P'lus Nine設立(アパレル、イベントスタジオ、イベント企画)代表
・NPO法人ナインプロモーション沖縄設立 代表理事 スポーツ活動費の支援
・総合型スポーツクラブサンビスカス沖縄設立
・FC岐阜 地域貢献推進部 部長(3年連続ホームタウン活動Jリーグ No1、ホームゲーム初の来場者1万人達成)
・P'lus Nine株式会社設立 代表取締役
・日本脳性麻痺7人制サッカー協会 理事
・沖縄県総合型スポーツクラブ連絡協議会 代表
・一般社団法人ツノスポーツコミッション 代表理事(現在:理事)
・J.FC宮崎(宮崎県からJリーグ入りを目指す) 代表取締役


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読んで頂き誠にありがとうございます。 小さな町のクラブをJリーグに昇格させる。 不可能な話に聞こえるかもしれませんが、過去他のJクラブを昇格・経営してきた僕には、道筋がみえています。 このnoteで自分の給料を捻出したいと思います!支援のほど何卒よろしくお願い致します。