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【創作/詩】真夜中の怪獣

真夜中の怪獣
まどろみの中のシーツを蹴る音
布団を剥ぎ動き出す

真夜中の怪獣
意味をなさない言葉と私を踏む足
抱き上げようにもするりと身体をくねらせ逃げていく

真夜中の怪獣
ぱんぱんになったオムツと散らかったおもちゃ
にこりと笑って遊び出しコロコロ床に転がっている

真夜中の怪獣
愛しさと憎さの狭間
睡魔が襲いかかるもまだ寝れない眠れないと騒ぐ

真夜中の怪獣
それはいつか諦めとなり日が昇るのを待つ時間


真夜中の怪獣はふと気づくと眠りにつき
眠れない私だけが残る

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