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幸運の虫 天道虫

最近、テントウムシをちょくちょく見かける。
まぁ、草があるところやテントウムシが餌にするアブラムシがつきやすい植物があるところだから、いても不思議ではない。
赤は目立つというのもあるかもしれない。

それでもテントウムシを見かけると、何となく良いことがありそうな気がしてしまう。
幸運の話もあるけれど、単純にちょこちょこと歩き回る小さく丸い姿は愛らしいから。

黒に二星のテントウムシ

幾度となく見かけると、思うことがある。
幸運だから(あるいは幸運になるから)見つけられるのか、もしくは見つけられるから幸運なのか、と。

テントウムシは目立つとは言っても小さな虫。だから意識しないと見逃してしまうと思う。
だから心に余裕がなければ見ても気づかないか気にしないだろう。

また見てラッキーと思えるかどうかもある気がする。
そもそもの考え方もあるだろうけど、こちらも心の状態が影響するだろう。

というより、虫嫌いや興味がないわけでもなく、幸運の虫という認識を持っているモノを見かけて喜べない状態は状況が悪い気がしなくもない。
どう軽く考えても幸せとは呼べない気がする。心が荒んでいそうである。


テントウムシ

テントウムシは幸運の虫と呼ばれている。
でも運が良いかどうかは、ある意味見かけた人が決めることかもしれない。

見かけてラッキーと思うか、思わないか。
いや、そもそも興味を持つか、見もしないか。

こう考えていくと、普段から小さな幸せを見つけ、喜べる人にとっては幸運の虫と言えるのだろう。
となると、天道虫が幸せを運ぶわけではなく、自分の認識や心持ちが幸せを呼ぶとも言える。

あと、虫が寄ってくる人と逃げていきやすい人という個人差はあるのかもしれない。体質や殺気や不機嫌など気分、気配的なものかは分からないけど。
それも体質以外は自分次第ということになる。

もしかしたら、天道虫を見つけて喜べることこそが、何よりも幸せなことかもしれない。
たとえ今が不幸と呼べる状況だとしても、少なくとも心はまだ負けていない、多分、無意識下では幸せになれると思っているのだろうから。


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