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東京都 武蔵村山市、飼い主死亡による 多頭飼育崩壊のハナシ ③

もう これ以上は待てない!と、Evaさんと保護団体さんが
翌日4月9日の深夜、再度現場へ行くと
東京都動物愛護相談センター・武蔵村山市環境課・東大和警察署ら十数名が現場に集結し、捕獲に入っていました。

あれだけ働きかけても全く動いてくれなかった警察と行政が、なぜ突然 深夜の捕獲に動いたのか?
それは後からわかりました。

Evaさんが、市民レベルの訴えでは何も動かないと考え
ある有力国会議員の事務所に相談してくれていたのです。
そこの秘書の方が一生懸命動いてくれ、東大和警察署に何度も電話を入れてくれて
いたのでした。
そして、その圧力により、警察はすぐに息子さんと連絡をとり、立ち合いのもとでの緊急保護となったのでした。

捕獲に入る警察と行政

この時、私たちボランティアは 一切 中に入れてもらえずに
愛護センターの職員が、大きなタモ網でドタバタと大声を出しながら猫を捕獲しているのを ただ見ているだけでした。

手こずっていて猫が負傷しそうだったので、捕獲のサポートを申し入れたのですが、全く受け入れていただけませんでした。

「怯えて隠れてしまって 捕獲できない猫もいるだろうから、捕獲機を置かせて欲しい」
「それが無理なら、せめて新鮮な餌、新鮮な水を置かせて欲しい」
それすらも、聞き入れてはいただけませんでした。

その時、皆が見ている目の前の窓の奥で、もう1匹の猫が亡くなったのでした。

このままだったら、このこも餓死していたでしょう

多方から東京都、警察に働きかけていただき
飼い主のお婆さんの遺体発見から24日目の4月9日深夜12時過ぎ
全頭センターに収容されたかに思えました。

しかし、私たちは「まだ隠れている猫がいるのではないか?」と、心配でならなかったので、翌日以降 ボランティア達で現場を見回ることにしました。

そして、一斉捕獲から6日後
とうとう家に取り残された猫を1匹発見したのです。
すぐに仲間に連絡し、動物愛護センターと市役所職員も来て姿を確認し
翌日、ボランティアが中を一斉捜索できることになりました。

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