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【未経験Webデザイナー】とりあえずウェビナーを受けまくってる私が読んでよかった本【サイトリニューアルの教科書】

はじめまして!アパレルデザイナーを経て、7月末よりWebデザイナーとして制作会社に勤務予定のヨシノ(@sigatutotuitati )です。

現在ニートなのをいいことに、ウェビナーやセミナーを受けまくっているのですが、デザイナーさん、マーケターさん、コンサルタントさん等々・・・
色々な方のお話を聞きすぎて、体系的に情報がまとめられず情報迷子になっていました。
そんな時に出会ったのが、サイトリニューアルの教科書という本です。
あまりにも読んでよかったので、初めてnoteで読書感想文を書こうと思います。



1. デザインの前段階に、7割の時間をかけるって本当なんだ

この本は、全8章のうち6章が、デザイン作成に入る前の準備について書かれています。
私が参加したセミナーでは、「サイト作成の前段階に、6〜7割の時間を割く。」とお話しされていたり、また別のセミナーでは「デザイン作成の前にプレゼン資料を作る。」とお話しされていたりしました。
以前通っていたスクールでは、デザインやコーディングの勉強がほとんどでしたが、皆様の言う通り、まず何より要件定義が大切なんだ。と知ることができました。

また、この本には要件定義の具体的な内容や、注意点なども書かれています。個人的には図説があるのが大変良かったです。
つまり?結局どういうこと?とならずに読めたのは図説のおかげです。
ありがとう。図説を提案してくれた方。

2. 生々しい依頼理由こそ、デザインには必要なんだ

他にも、あるセミナーに参加した際に、「施策の達成目標を決めるためには、ひたすらクライアントに話してもらうことが大事。」というお話を聞きました。
その時は、コミュニケーションって大切なんだな。程度にしか思っていなかったのですが、この本を読んで考えが変わりました。

例えば、クライアントにサイト作成の理由を聞くと、「若い顧客を増やしたくて。」のような答えが返ってくると思います。
しかし本当に大切なのは、その答えが出るまでの経緯だったりすることもあるそうです。
同じ「若い顧客を増やしたい。」でも、「シニア層が主な顧客だが、若い方にとっても良い商品であることを知ってほしい。」のか、「他社製品が最近若者から人気で、売り上げを取られているから取り返したい。」のかで、サイトの方向性は全く変わってきます。
このように、ちょっと人に話し辛い部分も含めて、真の動機を聞き出すために、「ひたすらクライアントに話してもらう」必要があるのだな。と気づくことができました。

3. 確認って、こうやって依頼すればよかったんだ

この本は要件定義からサイトをリニューアルした後まで、一連の流れが時系列順に書いてあるのですが、なんと!決裁権のある方に確認を取るタイミングまで、しっかり記載されています。
加えて、決裁権のある方の「個人の好み」の意見が出にくくなるような方法が解説されているのもポイントです。

どのセミナーでも参加者の方から、「クライアントの意見はどこまで取り入れるべきか。」「クライアントからの修正は、どこまで反映させるべきか。」等の質問が寄せられており、悩まれることは皆さん一緒なんだ。と感じていました。
どのタイミングで何をどういう風に伝えれば、デザイナーの頭を悩ませるような意見がクライアントから飛び出なくなるか。その答えの一つを知ることができるだけで、この本は読む価値があったな。と感じました。

ちなみに、セミナーでは共通して、クライアントからの意見は「クライアントの一番の目的に沿っているかどうかで、取り入れるか判断する。」というようなことをお話しされていました。
実際にそういった頭を悩ませるような意見が挙がった時は、クライアントの目的を基準に取り入れるかどうか判断し、そのことを上手くクライアント側にも伝えられるようになりたいと思います。

あとがき

この本を通して、様々なセミナーを経て得た断片的な知識を、サイト作成の流れに沿って整理することができました。
本を読みながら今まで受けたセミナーの振り返りができたり、理解が深まったり、新しく発見ができたり。今このタイミングで読むことができて本当によかったです。

私と同じように、「とりあえず気になるウェビナーやセミナーを受けてみている。」「実務経験はないけど、Web制作の流れはなんとなく理解している。」といった様な方に、特におすすめしたい本です!

初めて書いた拙い記事でしたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。
この記事が少しでもあなたのお役に立てますように!


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