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FUSION 360と3Dプリンタでのルアーの作り方(超初級)その3 コーティングと塗装

 強度を重視して温度を高めに設定してしまったので、ラフトと本体がうまく分離しませんでした。本来きれいに分かれるはずだったのに、ラフトの一部が本体側にくっついてちぎれてしまっています。

ラフトの分離に失敗

 ある程度はニッパーで切り落とし、最後は240番の紙やすりで仕上げて、ヒートン用の穴が見えるまできれいにしておきます。

前回使用した吊り下げようのフックは使えませんので、今回は新たに下記のようなフックを作成します。これをボディに直接差して使用します。ボディに刺さる部分を若干曲げておくことで、ボディから抜けにくくしています。

吊り下げフック

 両側にフックをつけた状態で、頭から1回、おしりから1回、ニトロセルロースにどぶ漬けします。それぞれ完全に乾くまで数時間乾かしてからどぶ漬けしてください。ここで乾燥時間を置きすぎると、コーティングにひびが入ってしまいますので、1日以上は放置しないほうがいいです。

2回ディッピングで表面の凹凸がならされてテカテカに

 コーティングが終わったら塗装です。まず全体を白色に塗って、乾いたらニトロセルロースでディッピング。使用した塗料は隠蔽力が高いGX1。3倍に薄めてけら耳かき一杯程度のニトロセルロースも混ぜます。

全体にクールホワイト


 全体を黄色に塗ってディッピング。

全体にキアライエロー


 腹をオレンジに、口元をレッドに、背中をグリーンに塗ってディッピング。

蛍光オレンジ(紫外線で怪しく光る)と、モンザレッド
蛍光グリーン(これも怪しく光るけど隠蔽力が低いので難しい)

 背中と目の周りにブラック。

ウィノーブラック

 背中側に30デニールのナイロンネットをかぶせて、パールでウロコっぽい塗装。

GXのクリアーシルバー(微妙)

 計6回のディッピングで完成です。ディッピングによって重量が増し、だいたい6g強になっていれば十分です。


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