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種子

撒いたモノと違う結果の花が咲こうと

それは、何時だって在り得る事だし

歪に忌み嫌われ

人を損ねるカタチになろうと

わたしの温さと無力の結果なのだと

幾度もわたしの甘さ愚かさ阿呆らしさに

嘆き

他者より自分こそが自分を許せず

排除すべしと覚悟し

しかし

まだ消えるわけにはいかないのだと

微かに

わたしを呼ぶ声を聞き分ける


種子

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