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祖父へ

どうか・・わたしを、そして、あなたの息子とあなたが大事になさった嫁(わたしの母)をお見守り下さい。

おじいちゃん、おじいちゃん、泣き言を言わず、静かに息を引き取ったあなたに

似ても似つかぬあなたの息子、我が父は・・今日も今日とて、口角泡飛ばし、文句ばかり言っております。

七夕の短冊・・毎年同じ願い事なの。

*馬に乗って荒野を駆け巡りたい

まぁ・・裸馬で高校に通った悪童たる父ですから・・さぞ、お祖父ちゃんとお祖母ちゃんはご苦労なさったでしょう。

現役時、ドン・コルレオーネのような体格だった父は・・今はもう痩身の爺さまになりましたが、それでも

三つ子の魂百まで・・でしょうか。わたしの知らない父の幼い日を、あなたにもっと聴いておきたかった。


祖父

下は、お祖父ちゃんに「滑る、暗い、危ないぞ、行くな」と言われていたのに、兄とこそりと潜み探検した・・石窟? 
名前は知らないけども・・ひやりと上から雫が落ちてきて、時に足元でにゅるりと・・何かが蠢いて・・・とっても愉しかった秘密の場所☆


秘密の場所
秘密の場所

そして・・数え切れないほど、登ったいつもの石段。

いつもの石段

夏でも体が芯から凍りつく山の池?記憶が定かじゃない・・

お祖父ちゃんに水泳も教えて頂きました。


芯まで凍る池


記憶の地

全てがわたしの血となり肉、精神の糧となっております。感謝・・・

日記覚書

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