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FCPA:ステリサイクル、84百万米ドルの和解金支払いに合意

2022年4月20日、米国当局は、米医療廃棄物処理サービス大手のステリサイクル(Stericycle)が、アルゼンチン、ブラジル、メキシコで行った海外腐敗行為防止法(FCPA)違反について、米国証券取引委員会(SEC)への28.2百万米ドル、米国司法省(DOJ)への52.5百万米ドルを含む84百万米ドル超を支払うことに合意したと発表した。同社はブラジル当局に対しても罰金を支払っている。

SECによれば、同社は2012年から2016年まで、ブラジル、メキシコ、アルゼンチンにおいて政府顧客からのビジネスを獲得・維持するために約10.5百万米ドルの賄賂を支払っていた。同社のスタッフは、賄賂を受け取った政府顧客の記載されたスプレッドシートを保管し、メールで送信していた。DOJによれば、同社がこのスキームにより得た利益は少なくとも21.5百万米ドル。

同社はさらに政府顧客への賄賂の支払を隠ぺいするため架空のベンダーによる偽の請求書を使用していた。

同社は、不正行為を防止し発見するための十分な内部監査機能を有しておらず、2016年以前においてFCPAの求めるポリシーや手続きを実施していなかったという。

SECのプレスリリース:

DOJのプレスリリース:



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