キャリアコンサルタント資格取得を通じて学んだことー2
キャリアコンサルタントを行うために必要なカウンセリングに関する理論について、それぞれのアプローチ、治療の方法、特徴を確認する。
【感情的アプローチ】
□来談者中心療法(クレイエントセンタドアプローチ) ロジャーズ
・自ら成長し、自己実現しようとしている力に注目、クライエントの自己概念と経験が一致する方向へ遠慮する。
・カウンセラーの基本的態度として「自己一致(心理的な安定、ありのままの自分を受容)」、「無条件の肯定的配慮」、「共感的理解(カウンセラーはクライエントの内的世界を理解していることを伝える)」を意識する。
□精神分析論 フロイト
・無意識が人の行動を決定していると考え、無意識的な葛藤や不満などを表出させ、気付かせることで自己理解を深める。
・局所論は、心の世界は、意識・前意識・無意識からなると考える。
・構造論は、心の構造は、自我(エゴ)、イド(コス)、超自我(スーパーエゴ)からなると考える。エゴは現実に、イドは快楽に、超自我は道徳に動かされる。
・防衛機制は、危険から無意識的に防衛しようとする反応。主に11種類ある。
(抑圧:いい子。他社からの非難を恐れ、欲求を我慢する)
(合理化:正当化。欠点を認めたくなくて正当化して自他を納得させる)
□ゲシュタルト療法 パールズ
・「いま、ここで」の気付きを得る心理療法。
・自分が話したい人がそこにいると想定して対話する。エンプティチェア(空の椅子)。
【認知的アプローチ】
□論理療法 エリス
・不快な感情は、非論理的な信念(イラショナルビリーフ)によってもたらされる。
・ABC(DE)理論
C(感情)は、A(出来事)からもたらされるのではなく、B(信念)からもたらされる。イラショナルビリ-フに対して、D(反論)し、ラショナルビリーフに変化したら、E(効果)が得られる。
□認知療法 ベック
・認知が行動や感情に影響を与えていると考える。
・認知は、スキーマ(深い思い込み)に影響を受け、無意識に思い浮かぶ。これを自動思考という。
・自動思考による認知の歪みを修正することが認知療法である。
以上
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