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日産、30年までに全新車に自動運転 事故回避へ新技術(日経新聞社)

▼ニュース要約
日産社が2030年までに全新車にレベル2の
自動運転機能を搭載した車を生産し、
国内の車産業活性化、米中など車産業が先進している国への
巻き返しを狙っている。

▼事実
・国内大手車メーカーの売り上げ台数
1位:TOYOTA
2位:HONDA
3位:日産 
4位:SUZUKI 
5位:MATSUDA 
6位:SUBARU
7位:三菱

・日産社の近年の動向
2017年度以降は北米・欧州を中心に不振が続いている日産。
現状を打破しようと生産ラインの効率化や
拠点の集約などに着手したところでしたが、
新型コロナウイルスの影響で販売はさらに低迷。
構造改革にかかる費用を売り上げでカバーできず、
405億円の営業損失を計上。

▼自動運転のレベル分けについて
レベル   名称       運転主体   走行領域
0    運転自動化なし     人     適用外
1    運転支援        人     限定的
2    部分運転自動化     人     限定的 
3    条件付運転自動化   システム   限定的
4    高度運転自動化    システム   限定的
5    完全運転自動化    システム   限定なし

▼自動車市場の動向
【世界の自動車業界】  ※OICA(国際自動車工業会)
OICAによると、2020年の世界の自動車販売台数は
前年比13.8%減の7,797万台、生産台数は15.7%減の7,762万台。
2020年はコロナウイルスの世界的な感染拡大により、
販売数、生産数ともに大幅に減少。2017年をピークに減少傾向。

【日本の自動車業界】  ※OICA(国際自動車工業会)
OICAによると、2020年の日本国内の自動車販売台数は
前年比11.5%減の459万台。
日本の販売台数は前年に比べて大幅に減少している。

▼日産のターゲット再定義
事故の原因となる複数の緊急事態を回避する技術を開発。
2030年までに全ての新車に自動運転搭載。

▼学び
低迷する自動車業界において、自動運転搭載が一般化する時代の中で
【自動車】×【テクノロジー】+【全車自動運転搭載】
を位置付け、他社(TOYOTA:クラウン、HONDA:高級車)
との優位性を出すための戦略を打っていることが把握できる。
レッドオーシャン市場においては、いかに隙間(ニッチ)を見つけ、
その流通や発信する方法が重要と感じる。

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