番外編:気持ちと声出し

皆さん、選手は試合で声を出せているでしょうか?息子はジュニア時代は大して声を出せてませんでしたが、マルバに通うようになって、半強制的に声を出すことが求められるようになり、いつの間にか試合中に声を出すようになっていきました。
特にジュニアユースに進んでから、2年目が終わろうとしたタイミングになると、かなり試合で声出しが目立つようになりました。

今回は、声出しの重要性について語ろうと思います。

プレー中に声を出す理由としては、

・味方に危険を知らせる
・味方に次のプレーを指示する
・味方盛り上げる
・審判に抗議する
・敵を惑わす、焦らせる
・敵にプレッシャーを与える
・自分を鼓舞する

など実際の試合でもそういった声がけをしてるチームや選手がいると思います。

息子がジュニアやジュニアユース時代、相手チームが妙に掛け声大きい事に、なんの意味があるのか、昔ながらの精神論語る監督なのかなとか思っていました。

ただ、ユースになった今、その声出しは明確にチーム戦術に影響するものだと感じています。

その日のチームメンバーのプレーを各選手が感じて、状況に応じてお互いに認識のズレやタイミング、監督から言われた事の共有、相手チームの特徴から何をすべきかなどをフィールド内でかなり話しているのがわかります。

結局は、声を発して議論しないと相手が何を思っているのか、自分が何を考えているかを共有して理解できないからです。

声出しが出来るということは、自分の考えに自信や根拠を持てている事だと思うので、そうでないなら、声出しが出来るレベルにサッカー脳を鍛え、チームと試合中にコミュニケーション取れるよう努力していくしかないでしょう。

声出しのメリットは他にもあると思っています。

自分の中で、「ここだ!」と感じるタイミングってきっと選手の中であると思います。

以前書いた記事で、ユースへの昇格面談で、責任者から言われた話を書いていますが(有料)、まさに試合を動かすためにどうしても今ここでボールを触る必要がある時、声を出すことにより、意図的にボールを呼び込めるシーンが産まれるのです。

ただの声出しではダメで、そこには強烈な意思とメッセージがのっかる必要があります。そんな思いがこもった声出しは、プレーしてる選手だけでなく、その試合を見ている観客すら引き込む瞬間を作り出せるのです。

声出しに気持ちがこもるほど、人はその声を聴いてくれると思うのです。

さらにジェスチャーも大事ですよね。

チームの中心となっていく選手は、味方のプレーでおかしな選択をした場合、すぐその選手の近くで言葉とジェスチャーでプレーに対する意見を伝えてるシーンをよく見かけます。

これが出来るということは、プレーの流れを理解できているだけでなく、味方選手の動きを修正出来るということになるので、非常に重要なコミュニケーションスキルになってくると思います。

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