番外編:テクニックの時代は終わったのか?

最近、何かの記事でトッティと中田英寿さんの対談で、中田さんがもうサッカーは観ていないと。その理由としてファンタジスタが活躍できない時代になってしまったので面白みが無くなった(表現は違ったかもしれません)といったコメントを言われてて。

確かにテクニックで切り抜けるというよりは、特にスピードとフィジカルで圧倒的にパフォーマンスを発揮してる選手が目立つ機会が増えている気がします。

でも、それをもってテクニックの時代は終わってしまったのでしょうか?

以下の記事にも同じような視点での記事があったので(終わってしまったという体ですが)、リンクを勝手に貼っておきます。

でも、だとすると、例えば三苫選手のプレーはどう説明できるでしょうか?
ただスピードだけで切り抜けるのではなく、相手と対峙してかつテクニックで打開し得点に繋げられる選手はやはりいると思うし、そういう選手は人気も高いし注目されるのは昔も今も変わらないように思います。
昨年の日本代表とドイツの親善試合に登場したレロイ・サネもスピードだけじゃないテクニックが際立つプレイヤーなんじゃないかと思っています。

最近よく記事に書いているようにポリバレントな能力を持った選手が増えてきた結果、なかなか攻撃の選手が守備の隙間を掻い潜る事が難しくなってきた中で、一つの解として圧倒的なスピードとフィジカルを持った選手による正面突破か、もう一つはスピードもそこそこ早く、よりテクニックが磨かれた選手のプレーがより引き立つ時代に来ていると思った方がいいのではと感じています。

昔から足元の技術はそれなりに高かった日本人選手が、そこそこのスピードも持つようになれば、昔よりグローバルで戦える選手が増えてきそうな気もしています。
もちろん、世界も同じく進化しているのでその差は縮まらないと思う人もいると思うけど、そこで日本人の気質にある勤勉さが成長速度を高めてくれるんだと思っています。


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