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想い出
今日は亡き父の誕生日だった
父は61歳でこの世を去った
そしてだんだんと亡くなった父の歳に
自分が近くなって
改めて61歳だなんて。。若かったよな
そう思う。
生きていたら、
91歳なんだ
もう30年も経つのか。。なんて
年月を感じた
♡♡
父はアルコール依存性だったし
飲むと人が変わるから
わたしは嫌いで、ほとんど会話はなかったから
ほとんどあたたかい思い出もないし
正直に言えば
父が亡くなったとき
確かに悲しくはあったけど
「これでようやく振り回されることはなくなる」
そんな風に思ってる自分がいたのも事実だった
そしてそんな風に思う自分は冷たい人間だな
なんて思ってたりした。
♡♡
ただ。。
あたたかい思い出が全然ないから。。
だから
僅かな会話に優しさを感じたときの
その言葉が強烈に残ってたりもする。。
今でも
父がある日わたしにポツリと言った
「みんなに好かれようとしなくてもいいじゃないか」
と
「可愛がられる人になりなさい」
そのふたつの言葉は不思議と落ち込んだとき
ふと思い出して
振り回されるわたしを救ってきた
家族を散々振り回してきた父の言葉が
振り回されるわたしを救うなんて
なんだか笑ってしまうけど
親って。。そういうものなのかもしれないよね
♡♡
わたしは
みんなから好かれなくてもいいから
親には嫌われたくなかった。。いつも好きでいてほしかった
みんなから可愛がられなくてもいいから
親からいっぱい可愛がられていたかった。。
あのとき素直に言えなかった言葉
♡♡
今夜は満月なんだね
つい。。月を見る。。って視点になってしまうけど
満月から
今の自分はどう見えてるんだろう。。
なんて
たまには視点を変えて
自分を眺めてみるのも悪くないよね
親が子供のことをあたたかく見守るような
そんな視点に。。
最後までお読みいただき
ありがとうございます
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