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伝わる

やっと

「きよしこ」を読み終えた



心に残った言葉が

吃音の自分が、教員を目指した理由が

「子どもに何かを教える。。というより

伝える仕事は素敵だと思う」

と書いていたこと。


「教えたいではなく 伝えたい」の人は

きっと

同じ目線でいてくれるだろうな。。

だから作家になっても

本になって横にいてくれているような感覚で

読めたんだなと思った。

それと

「自分は同じようなことばかり書いている」



と、自分の作品について書いていたこと


これだけ才能のある方でも


「自分は同じようなことばかり書いてる」



そんな風に自分を思ってるんだ。



っていうのが驚いた。


ただ、同じようなことかもしれないけど


重松さんの他の本を読んでも
(わたしはきよしこしか知らないが)


わたしはきっと「またか」とは思わないと思う。


「またか」


よりも


ああ。。そうだったよな。。って

きっと、大切な何かを

何度も思い出させてもらえて


読んで良かったと思うんだと思う。



わたしに合う本はいつも


読み終えてからくる「余韻」


にまで大切な言葉を貰う。


そして


私が選んで手に取ったようで



実は 本が私の手を取ってくれていたんだと



後から思う


「それが本当に伝えたいことだったら。。

伝わるよきっと」


いまの私が欲しかった言葉を


「きよしこ」

が思い出させてくれた






最後までお読みいただき
ありがとうございます



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