詩のような、エッセイのような、日記のような
①
ちいさなものでありたいのです
たとえば
死んだときにはすぐにみんなから忘れられてしまうような
そんなちいさなものでありたいのです
私が死んだことでだれも泣かずにすむような
そんなちいさなものでありたいのです
それの難しいことは知っています
私は人間です
何処にでもいるような人間です
人間という
自己顕示欲にまみれた
人から認められたい、褒められたい
そんないきものです
人からすぐに忘れられるということは
自分という存在が認められず
自分の行いもなかったことに