5月某日

数年使ったノートPCが突如活動を停止してしまい一週間以上経過。諸々の事情で手元に代わりのパソコンがない状態なのだが、自分は考えていることをキーボードであてどもなくテキスト化する癖があったらしく、文章が打てないことでぼちぼち様子がおかしくなってしまった。

なのでこれはモバイル用の折りたたみキーボードで打っています。スマホ画面は打った文章を見渡せる範囲が狭いので不安である。昔むかしポメラが欲しかったわたしであるが、多分使いこなせなかった。

以下、日記です。


いわゆる推し活をやっているとあれである。たまに感情のPOVがおかしくなる現象に出くわす。POVというのはわたしが英語圏のスラッシュフィクションを嗜んでいた頃に覚えた言葉で、一人称とか三人称とか、文章の視点をどこに置くかみたいな話だ。

いや、侮辱されているのはあなたの推しではなくあなた自身だな? みたいな場面で、推しの弁護のために言葉を尽くして疲弊するみたいなことがあるんですよ。例えば職場でたまに顔を合わせる人が、人の顔見りゃいちいち悪口を言ってくる、ていうシチュエーションです。
あなたがその人のことを好きだとわかっていながら、わざわざあなたが不快になることを言ってくるということは、尊重されていないのはあなたの方であって、仕事上の仲間なんか全員機嫌よく仕事してくれるに越したことないだろうに、その行動は社会人としていかがなものかという話なのだが、推しを視点の中心に据えるとおかしなことになってしまう。その人には、まともな人間として相手を尊重するぐらいのことを要求することはそんなに難しいことなのだろうかとお伺いを立てるべきなのだが、なんかそういう判断ができなくなるのがいわゆる推し活のややこしさなんではなかろうか。


例えば、芸能人AさんとBさんがとても良好な関係を築いており、番組上や場外で「いじり」が発生しようが当人同士が納得ずくで、面白く成立しているのであれば、たとえファンが引っかかるところがあったとしても基本的にはごちゃごちゃ言うべきではないのである。その矛先が自分に向かない限りは。
これはこと芸人に起こりがちなのかもしれないが、Bさんが選択した見た目上のイメージチェンジに対しAさんが難色を示したこと自体はまああることなのだが、「Bさんのファンは全然支持していない」みたいな発言はわたし怒って良いと思っている。嘘だし。
実際探せなかったのか、見つけたけどこれぐらいの数無視して良いだろと見限られたのかは知らないけど、これは侮辱されたのがファンなのでこれは安心して怒って良い。ゴーサインとみなして良い。


それはそれとして、ネガティブ感情というのは非常に個人的なものなので、他人に同意を求めるみたいなことは期待するべきではない。同意が得られん場合、それを引っ込めるんかお前は、という理由で。
だからまあ、上記の怒りはわたしが後生大事に抱えていきますよという話です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?