8月日記

8月某日

7月中旬に開腹手術を受けて退院プラス自宅待機、8月から職場復帰したのだが、ぼちぼち復帰しようと思ったけど職場に顔を出した以上、否が応にも全面復帰の運びとなる。
寝転がるときと起き上がるときは注意を要するし、咳き込むと恐ろしいほど痛みに襲われる。咳が出がちなので水分をちびちび補給できる環境を確保していたのだが、後に痛みが薄れるにつれ咳が出なくなる。なんらかの因果関係があるのだろうか。

8月某日

短文投稿SNSに流れてくる、女性ファンの母親面の話。ああ、あるある、嫌ですねえという話なのだが、ファンだから、好きだからという理由で人の腹の中に手を突っ込んでしまうことはまあ起こりうるわな。それが「あなたのためを思って言っているのよ」ですよっていうことを8月前半はなんやかんや考えていて、平たく言うと怒っていた。(こうしてほしくはないな)みたいな気持ちは自分の中にもあるのだが、SNSというか短文投稿型SNSはカジュアルにそれを振りかざせてしまうからで、振りかざしているとわたしが感じるのはわたしの勝手な主観によるものなんだよな。なぜならわたしが勝手に見ているものを、見せられていると感じてしまうから。

8月某日

くるま温泉ちゃんねる、相席スタートの山添さんゲスト回を見ていたのだが、向井さん、これに限らずイケメンいじりは今もそこまで得意ではないのかもしれないななどと思う。CREAのラジオ特集で「闇が深いですよね」と評されていたけど、傷も深えなとちょいちょい思ってしまう局面はある。あんまり勝手に内面を推し量るもんでもないけど。

金払ってペーパードライバー講習受けたい(友達のちゃんねるで友達に指導されながら運転したくない)という感覚はよくわかる。高級車ばっかり借りてきて、という言い分もめちゃくちゃわかるのだが、YouTubeのコメント欄だとそっちの感覚の人は少なそうだなと思う。注目したポイントの差異(そこに言及するほど興味をひかない)かもしれないけど。

8月某日

NHKのLIFE、塚地・じろう・川西三名による三姉妹のコントがめちゃくちゃ良い。向田邦子じゃん……と、向田邦子への解像度が低い感想を述べてしまった。ディティールが気持ち良い。「またプロポーズされちゃう」みたいな雑な呟きが、生きてる感あってすごく好き。

8月某日

わたしが向井慧さんについて好きなところのひとつに、ちゃんと大人になろうとしている人というのがあるんですが。年齢に応じて服装を変えていってんだなあというのも仄見えるし、引き受けなければいけないこと、変えていかなくてはいけないことを自覚して、自己反省したり時に居直ったり、一つ一つやってんだなあってわが身を振り返ったりなどする46歳。

いや、隠れて聞いてくださいでお馴染みなラジオ番組の話なので具体的な言及は避けるけれども、うまく歳を重ねている童顔男性だと思うよ。むしろちゃんと大人の男性にスライドしていると思っていたので、ちょっとびっくりしてしまった。
童顔とされている人たち、大人になる過程で男性性・女性性が色濃くなっていく(見た目の話)のが違和感として浮上しがちなのかなと思ってんだけど、そういう意味ではぜんぜんぜんぜん。

8月某日

有名人の誰かが結婚したことに対してショックを受けて会社を休む「なんとかロス」みたいな言葉がメディアに出たときってまだ、「推し」って言葉はなかったんじゃなかったか。当時は「ワンチャンあると思ってたのか」って揶揄の対象にもなってましたね。当時、それに対する反論はいくつか読んだけど、しっくり来るものはなかった。

モラトリアムから現実の側に行っちゃったことにショック受けるんかもな、などと思いました。何年目かにして。わたしたちが見ている側面は芸能に属していて、どっちかっていうとモラトリアムなあれこれで、そこに結婚しますは現実に根を下ろす宣言にも見えてしまうし、勝手な推測でしかないけど多分「現実的な生活」にそこまで長けているわけではないその人が、どこかの誰かに査定されてなんかの烙印を押されるかもしれないところまで見えてしまって辛いのかもしれない……。

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