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#102 価格そのものには高いも安いもない

こんにちは!いつもスキやコメントを頂きありがとうございます。本当に励みになっています。ミラノから電車を乗り継いで、スイスのツェルマットに来ました~!写真で見ても素敵な雰囲気ですよね~!


3万円の無名時計と200万円のロレックス

さて、今日は以前にも少し触れたことがありますが、「価格そのものには高いも安いもない」ということについて書きます。これを聞いて当然そうだよなと思う人はここで読むのを止めて下さい。どういうこと?と思った方については是非この後も読み進めて下さい。

物やサービスには価格がありますが、その価格だけを見て高いか安いかを判断してしまう人は意外と多いなと思います。ただ、とにかく安いものを安いものをと考えて実際は損をしているという人も多いです。

例えば、200万円のロレックスと無名な3万円の時計だったらどちらが高いでしょうか。当然価格だけで見たらロレックスの方が高いです。でも、5年後にロレックスは価値が上がり250万円になり、3万円の時計は2万円に値下がりしていたらどうでしょうか。

こう考えると3万円の時計を買った人は損をしているので高い買い物をしたということになり、ロレックスを買った人は250万円に値上がるものを200万円で買えたことになるので非常に安い買い物をしたということになります。


5,000万の戸建てと7,000万のタワマン

不動産の場合でも同じようなことが言えます。郊外の一戸建てを内装にこだわって様々なオプションをつけて買った5,000万円の家と、都心の駅直結のタワマンを7,000万円で買った場合、どちらが高いでしょうか。

価格だけで見たら都心のタワマンの方が高いですが、3年後に郊外の一戸建ては4,500万円の価値に下がり、タワマンは9,000万円に値上がりしたとします。この場合、7,000万円のタワマンを買った方が5,000万円の一戸建てを買うよりもはるかに安かったということになります。

ちなみに、この不動産の話は実際の話です。郊外で一戸建てを買ったのが私の後輩で、都心のタワマンを買ったのが私です。その後輩は内装をかなりこだわっていたので、実際に査定を出した時にはそのオプション代金分がそのまま値下がりしてしまいました。

これは結構よくあることなので注意が必要ですが、不動産の内装オプションについては、お金をかけた割には評価に反映されないということが多いです。それに対して私は特に内装をいじることなく、ただただ家に住んでいただけで2,000万円も値上がりしたわけです。


ポイントや割引に惑わされてはいけない

改めて、価格だけを見て高いか安いかを判断してはいけません。本質的な価値と将来的価値まで全てを考えて判断をする必要があります。また、価格というのはおおよそ「需要と供給」で決まります。

3万円のよくわからない時計よりも200万円のロレックスの方が欲しい人が多く、郊外の一戸建てよりも都心のタワマンの方が欲しい人が多いから価格が上昇するわけですね。

少し話は変わりますが、ポイントや割引などに飛びつくことも同じです。例えば本来2,000円の価値しか無いものを3,000円に価格設定して、今なら10倍の300ポイントがつきますみたいなケースです。

また、本来5,000円の価値のものの価格を8,000円に設定して、今なら特別に20%割引!みたいなケースです。これらは、結局本来の価値よりも高い価格で買わされているので、お得でも何でもなくただの高い買い物です。

ポイント、割引、特化、セールなどの言葉に惑わされてはいけません。その商品の本質的な価値はどうなのか?その価格は価値から考えた時に高いのか安いのかを冷静に判断する目を持ちましょう。

「価格そのものには高いも安いもない」ということは資産を構築していく上で、非常に大事な言葉だと思っています。皆さんも価格だけで高い安いと判断することないように、今日の話を覚えておいてもらえたらと思います。それでは今日はこの辺で。


【アクション】

・価格だけで高いか安いか判断するのをやめにしよう。また、ポイントや割引などに惑わされずに本質的な価値を考えよう

貴重なお時間を使って頂き心より感謝致します。
今日一日が笑顔と感謝で溢れる素晴らしい日となることを願っています。


(自己紹介)


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