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#178 「日経平均が今年最大の1033円下落」というニュースを受けて

こんにちは!いつもスキやコメントを頂き本当にありがとうございます。こちらは、ペルー・リマの「恋人たちの公園のモニュメント」です。皆さんこの体勢いかがでしょうか??なかなかアグレッシブですよね。。。(笑)


日経平均1033円の下落は大ごとなのか?

さて、今日は先週日経平均が今年最大の1033円下落となったことについて書きます。まず、皆さんはこのニュースをどのように捉えられたでしょうか。中には一日で1000円以上も下がるなんて大ごとだ!と捉えれらた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここで先に結論から言いますが、全くもって大した話ではありません。少し違った観点でこのニュースを捉えてみましょう。それは、そもそも日経平均が「いくらから下落したのか」ということです。

日経平均が10000円の時の1000円下落と、40000円の時の1000円下落では全く持って意味合いが変わってきます。下記のように数字にして見てみるとわかりやすいのではないかと思います。


上下する「金額」ではなく「率」で捉えよう

【日経平均の下落額と下落率】
 10000円の時の1000円(10%)
 40000円の時の1000円(2.5%)

いかがでしょうか。全く見え方が変わってくるのではないでしょうか。日経平均が10000円の時に1000円下落したら一日で10%下落したということになるので、確かに大ごとです。

ただ、40000円の時の1000円は率にするとたったの2.5%下がったにすぎません。はっきりいって全然大した話ではありませんし、何も気にする必要すらないレベルです。ここで強くお伝えしたいことは、上下する「金額」ではなく「率」で捉えようということです。


ニュースや識者は基本的に大袈裟に言う

ニュースというのは基本的に広告収入で成り立っているので、多少大袈裟に言った方が注目が集まり見てくれる人も増えるという側面があります。一日で2.5%下落という見出しをつけても多くの人が見てくれないので、「今年最大の」とか「何十年ぶりの」とかをつけて注目を集めるわけです。

そして、昨今日本株やTOPIXが過去最高値を更新して日本株に対する意見を言う人も増えてきたように思います。今までは米国株だ!とか全世界株だ!の一辺倒だったのに、これから伸びるのは日本株だ!と言う人が明らかに増えきてきたように感じます。

あるエコノミスト的な人が「2025年には日経平均が5万円になる」と言われていましたが、ここでも同様に考えないといけないのは、その金額ではなく「率」です。4万円が5万円になるということは、言い換えると1年で25%上昇すると言っているということです。

株価はEPS(一株当たり利益)が伸びれば基本的には伸びていくものなので、4万円が5万円になるかではなく、EPSが一年で25%アップすることが可能かどうかと考えたら、簡単ではないけど不可能ではない数字だなと捉えることが出来ます。


ニュースや識者に惑わされないように

ニュースや識者(っぽい人たち)など色んな人が色んなことを言いますが、インパクトを出す為に金額で言う人が多い印象があります。その方が閲覧が集まりますからね。ただ、決して惑わされてはいけません。

その金額をそのまま真に受けるのではなく、何度も言いますが「率」で捉えるようにしていくと受け取り方も全く変わってくると思います。この記事を読んで下さった方はよくよくおわかり頂けたと思いますので、是非今後の捉え方の参考にして頂くと良いかなと思います。

今日は少し手短になりましたが、とても大事なことなので書かせて頂きました。2024年後半の米国株、日本株双方のさらなる上昇を願いつつ、今日は締めたいと思います。それではこの辺で。


【アクション】

今後は各指数の上昇や下落を金額ではなく率で捉えていこう!

貴重なお時間を使って頂き心より感謝致します。
皆様の今日一日が笑顔と感謝で溢れる素晴らしい日となることを願っています。


(自己紹介)

(BUSINESS INSIDERの取材記事)

(ABEMA TV出演記事)


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