#128 支出の削減＝利益の増加÷0.7＝稼ぎの相当額

こんにちは！いつもスキやコメントを頂きありがとうございます。本当に励みになっています。スペインと言えばこれ！サクラダファミリアのすぐ近くのお店で、本場のパエリアを食しました。レモンが良い仕事をしていて本当に美味しかったです！いや～美味～（笑）

会社（法人）では費用の削減＝利益の増加

さて、今日は「支出の削減＝利益の増加÷0.7＝稼ぎの相当額」ということについて書いていきます。ん？どういうこと？と思った方もいらっしゃると思うので、わかりやすく説明していきますね。

まず、「支出の削減＝利益の増加」ということについてですが、私は20代半ばからずっと経営陣としてやってきたので、嫌という程体に染みついています。会社の場合ですと少し呼び方が変わりますが、下記をご覧ください。

【費用の削減＝利益の増加】
　売上　1,000万円　→　1,000万円
　費用　800万円　→　700万円　↓－100万円
　利益　200万円　→　300万円　↑＋100万円
　※会社では支出のことを「費用」と呼びます

売上が変わらずとも、費用を100万円削減することが出来れば、利益が100万円伸びました。「支出の削減＝利益の増加」であるということについては、おおよそご理解頂けましたでしょうか。

個人では支出の削減＝利益の増加？

では、今度はこれを個人に置き換えて考えてみます。わかりやすいように私の例を挙げます。私は25歳でたばこを止めたのですが、ヘビースモーカーだったのでそれまでは1日2箱ぐらい吸っていました。仮に80歳まで生きたとしてどれぐらいの金額になるか計算してみます。

【たばこ代削減で生涯得た利益は・・・】
600円×2箱×365日×55年＝24,009,000円
　※セブンスター愛煙家だったのですがこんなに値段上がってたとは！

なんとなんと、生涯で2,400万円の支出の削減で、使えるお金が増えたという意味では2,400万円利益が増えたということになります。ベンツ3台買ってもおつりがきますね。計算してみて改めて「あの時の俺、よくやったぞ!!!」と言ってあげたいです（笑）

正しくは、支出の削減＝利益の増加÷0.7

でも、ここまでの話ってなんかどこかで聞いたことあるな～とも思われたと思うんです。ここでタイトルにある「支出の削減＝利益の増加÷0.7」の部分をもう一度見て下さい。この最後の0.7というのは何の数字なのかわかりますでしょうか。

勘が良い方はお気付きになられたかもしれませんが、私たちが普段使うお金というのは「税金や社会保険料が天引きされた後の手取り額」です。ということは、稼いだ金額を出すにはその分を加味して、割り戻さないといけないということになります。

人によりますが、おおよそ3割は引かれていると仮定します。2,400万円はあくまでも天引き後のお金なので、天引き前の給与総額を出す為には、給与×0.7＝手取り額なので、数式を逆にして給与＝手取り額÷0.7で出すと・・・

【手取り額÷0.7＝給与】
24,009,000円÷0.7＝34,287,000円

なんと、3,400万円以上の稼ぎに相当するということになります。ここまでの話をまとめると、たばこを止めたことは、生涯で3,400万円以上稼いだことと同じということになります。ただただ、たばこを止めただけなのに、、、

その支出の削減はいくらの稼ぎに相当するか

少しでも経営に携わったことがある方なら「支出の削減＝利益の増加」ということは理解されていると思いますが、個人の場合だと給料からそもそも天引きされて振り込まれるので、そこまで加味して考えるというのがより現実に近くなるというわけですね。

節約系YouTuberで、支出を削減するということはイコール稼ぎと同じだと言ってる方が多いですが、本当はそこから0.7で割り戻して考えないといけない、という説明が抜けている人が多い印象です。

今日はたばこの例を挙げましたが、他にも削減できるところはたくさんあります。以前に「支出を約1億円削減した方法」という記事でも書いてますので、ご参考にされて下さい。

まとめると、普段使っているお金はあくまでも天引き後のお金なので、0.7で割り戻してその支出の削減はおおよそいくらの稼ぎに相当するのかまで計算すると良いですよという話でした。今日の話が少しでも皆さんのお役に立てれば嬉しく思います。それでは今日はこの辺で。

【アクション】

・支出の削減は「支出の削減＝利益の増加÷0.7」の公式で計算して、それがいくらの稼ぎに相当するのかまで計算してみよう

貴重なお時間を使って頂き心より感謝致します。
皆様の一日が笑顔と感謝で溢れる素晴らしい日となることを願っています。

（自己紹介）