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原油と石灰岩と生命の凄さ

長男が恐竜に興味を示したことで、恐竜に関する本を色々と読むようになった。
図鑑とかを借りると恐竜だけでなくそれ以前の太古の様子も紹介していて、長男がアノマロカリスや三葉虫も覚えてくれて賢いなあと親バカになったりする。

さて、タイトルを失念してしまったけど、ある一冊に石灰岩の由来は生物の遺骸であると書かれていた。
昔、学校で習った気もするけどすっかり忘れていた。
当時は特に感想を持たなかったけど、雑知識を身につけた大人になってからその事を考えると自分の中でふと湧き上がるものがあった。

石灰岩はセメントやコンクリートに利用されている。
今までコンクリートの建物を見ると無機質な印象を抱いていたけど、由来を知ると木材の建物に接したような暖かみを感じるようになった。
ダンゴムシがコンクリートを齧って殻を強くすると知った時とんでもないモンを食べるなと思ったけど、生物由来ならば納得できてしまう。

石灰岩の事を勉強してから原油に対しても印象が変わった。
原油も太古の生物が形を変え僕達の前に現れている。
石油を燃やしたら出る熱は生物の生命力の証なのかもしれない。

僕達は太古の時代の生命に支えられて生活が成り立っているのだと知れば、偽善かもしれないがエシカルな考えは必要だと思う。
特に僕達大人にとっては。
自分の子供や孫はこの世界で生きていかなきゃならない。
秋刀魚が高級魚何て言われる日が来るとは僕が子供の頃は想像もしなかった。
自分達は過去の先輩である生物の恵を頂いて生活している事を忘れず、浪費を避けたり物を大切にするなど、出来ることから息子達に伝えていきたい。


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