持株会についての考察
先日会社で幹部の方が第三四半期の業績説明がなされました。
後半の方で幾つか最近のトピックが紹介されました。
その内の1つが持株会についてで、持株会の参加者が増えていて嬉しいとの話が有りました。
僕はリベ大に出会うまで株などには興味が無かったのですが、今は違いますᕙ(⊙֊⨀)ᕗ
この話をしていた時の幹部の方の含みのある笑顔が気になったので、今の僕が思う持株会の印象について記事にしてみました。
勤め先の持株会の状況
会社では持株を促進するために購入時に10%強の奨励金がでます。
この奨励金は株式購入資金に充当されるので、1000円出したら1100円強分の株購入ができるということになります。
幹部の方は貯金してても金利はつかないので資産形成にもなるし、株価が上がれば自身のモチベーションにも繋がるので積極的に参加してくださいとの説明がなされていました。
一見すると良さそうに思いますが、僕は持株会をあまり良く思えませんでした😅
理由は以下です。
奨励金は所得税法上、給与所得として課税されます。
会社では基準内賃金の10%までが拠出可能な上限になっています。
賃金が月30万円だとしたら、月3万円が拠出できることになります。
奨励金が10%ならば、月3000円、年間で36000円分支給されることになります。
金額としては限定されているかもしれませんが、この金額が後押しして所得税が増えたり、控除が減るリスクがあります。リーマンショックの時、会社は本当に酷い状態になりました(´;ω;`)
あの時は本当に会社が潰れるかもしれないと思ったほどの暗黒期です。
会社は幸いにして業績を回復することが出来ましたが、何かの拍子に業績が転落することは大いに有り得ます。
例えば社員として内情を知っているだけに競合他社の勢いを肌で感じます。
主力製品のシェアを落としたら、会社の業績は急落する事が予想されます。
それ以外にも法令違反で世間にニュースが流れることがあっても同様でしょう。
そんな事は無いと思われる方も居られるかもしれせんが、世間的に有名な企業でも粉飾決算や提出書類の改竄が発覚した事を自分事として捉えておく方が良いと思います。
自分と無関係の部署で不正が行われていないかなど知る由もないのですから…💦僕はETFを保有しているので日々の株価をチェックしているのですが、本当に値がどんどん変わります。
その為、株は売却したい時に売却する必要があると実感しています。
持株だと株の引き出し申請を持株会に行って、更に総務等で処理を経て許可を得てから売却注文する事ができます。
会社によるかもしれませが、僕の会社だと処理の受付は毎週決まった曜日、時間も指定されています🤔
これは場合によっては機会損失を被るリスクがあります。配当金は全て株購入へ充当されます。
株価が横ばいでも配当金の収益が得られるならば日々の生活の助けになりますが、この場合は本当に株価が上がらないと利益が出ません。
一社だけの成績で決まるので、場合によっては塩漬けになるリスクがあります😅
個人的にはよっぽど自社の将来に自信が無ければ持株会はリスクが高い印象です。
別の投資もするならばリスク分散出来ますが、それには更なる種銭が必要です。
持株会はメリットしかアピールされませんが、入会される際はデメリットも挙げて比較し、メリットの方が大きいと判断してから入会するのが良いと思います😁
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