書くことが苦手なあなたへ
日常は文章を書く機会であふれています。お客さまとの大事なメールや、家族や友人知人とのプライベートなLINE、不特定多数へ発信するSNSや、少し古風なところではお手紙などもありますね。
書くことが得意な人はきっと、この記事を見ようなんて思わないと思うので、いまご覧のあなたは「文章書くの苦手だな、難しいな」と現在進行形でお悩みなのでしょう。
ここで1つお伝えしておかなければなりません。
この記事を読んでみようとクリックしたあなたはきっと、「さぞ文章を書くのが得意な人が投稿しているのだろう…!」と期待されていることでしょう。
…実はこの記事を書いているのは、とあるライティングセミナーをうけた”いち受講者”なんです。
ただ、だからこそ書くことに苦手意識がある人の気持ちはよくわかるつもりです!セミナーの中で心に残ったことや、書くことに対するハードルが少し下がったと感じた瞬間などを共有することで、見ていただいた方の気持ちがふっと軽くなればいいなと思っています。
文章を書くうえで大事なこととは?
私は会社に入って文章を書く機会が増えるまで、書くことが難しいという意識はありませんでした。
ただ、自分のあまり知らないことや相手の心に引っかかる文章を書かなければならないという場面で、「どうやって書けばいいかわからない」と手が止まることが多くなり、書くのが嫌だなと苦手意識を感じるようになったのです。
そんな時、今回のライティングセミナーを受ける機会が会社から与えられたのですが、その中で文章を書くときに手が止まってしまう理由が分かりました。
それは、漠然とした状態で文章を書き始めようとしているからだったのです。
文章を書くときに、欠かせない要素の筆頭として想像力が挙げられます。
想像力を働かせて、まずはこの文章は”誰に向けて”、”何を伝えたい”のかというゴールを決めることが、その後の文章を書くうえで重要になります。
読んでもらいたい相手と、伝えたいことが決まったら次にすることは、どうしたらより相手に伝わるのかということに想像を巡らせることです。
例えば、可愛らしいものが好きな相手に嬉しいと思ってもらうためのプレゼントと、無機質なデザインが好きな相手に嬉しいと思ってもらうためのプレゼントでは、プレゼントの候補となるラインナップも全然違いますよね。
「よく売れているものだから、これを贈ったら喜ぶに違いない!」というような決めつけは、文章を書くうえでも、書き手と読み手の間に大きなすれ違いを起こしてしまう場合があります。
伝えたいことを、より伝わるようにするためには相手がどのような考えを持っているのか、どのような立場なのか、自分(書き手)との距離感はどれくらいなのか…など、相手のことを思って考えることが必要なのです。
そうすることで、はじめは漠然としていた伝えたい内容のピントが明確になって、伝えるために必要なことが浮き上がり、これまでよりも書くことが簡単になるはずです。
想像力を鍛えるために
とはいえ、想像しようにも人によって想像できる幅には差がありますよね。
私もまだまだ想像力検定4級くらいなので、これからも鍛えていかなければいけないなと感じています。
想像力を鍛えるためには、以下のようなことがトレーニングになると教わりました。
自分の主観を客観的に見ること
自分とは違う意見を持つ人の気持ちを考えてみること
人や物事に興味を持つこと
子どものように小さなことにも「なぜ」を考える
これは文章を書くという部分的な効果だけにとどまらず、日常のあらゆるやりとりを円滑に進めるためにも大事なことですよね。
こういう形で活かしていこう
ここまで書いてきた通り、物事のゴールを考えて、相手を想像するというのは仕事の中でも活かせます。
例えばお願いごとや、相手にどうしても行動してもらいたい時の連絡やメールをするとき。「こうしたらきっと伝わるはず!」と思いこんで行動に移すのではなく、自分の中で「私はこれを読んだり、こう伝えたら意図が伝わるけど、こう思う人もいるかもしれない」と考えたり、周りの人に意見を聞いてみることを実践していこうと思っています。
相手により伝わる方法を考えて、相手も自分も、より気持ちよいコミュニケーションがとれるようになっていきたいですね。
ライティングの力を高めていくために
想像力をより強くするためには、先述の通り行動するのを心がけていくことが大事ですが、ライティングの能力を今後、より磨いていくためには、より身近で定期的な行動に落とし込み、習慣化することもおすすめです。
具体的に私の取り組む習慣化について共有させていただくなら、日報の書き方を改善していくことでライティングの力をより伸ばしていきたいと考えています。
私の会社では日報を書くことが決められており、その日行うことを朝に発信し、終業時にその進捗報告を発信して終了します。
しかし、これまでの日報では、やることを単語で書き連ね、終業時にそれが完了したか未完了かということだけを、発信してきました。
そこで今後は、その日やる内容をより具体的に、そして終業時にできていないことを明日以降どうするのか、なぜ完了に至らなかったのかを明記しするようにします。そして、他のメンバーにも理解してもらえる日報を書くことで、日々スキルを磨いていこうと思います。
終わりに
ここまで、私がライティングセミナーで教えてもらったことをお伝えしたり、定着させるための行動を紹介してきました。
セミナーを受け、書くうえで大切なことを知ったことで、私はほんの少しだけ書くときの筆が軽くなったと感じています。
ぜひこの記事を読んでくださったあなたにも、次に文書を書くときにそう感じてもらえたならば、これ幸いです。
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