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50年前のレコードプレイヤー

僕がまだ二十歳そこそこのころ・・・
僕にとっては高根の花だったコンポーネントステレオなるものを買った。
いくらしたんだろう?
思い出せないがあの頃の僕にとってはかなり無理したような・・・・

あの頃僕は東京に住んでた。24歳になった時チャリで全国放浪の旅に出た。その時コンポステレオは実家に預けた。
それから数年後今の京都に住み着いた。実家からそのコンポステレオとレコードを送ってもらったが、でかいスピカーはいらないと言ってヘッドホンで聞いていた。そう、当時のコンポステレオはスピーカーがみんなデカかったのだ。

数年後結婚を機に邪魔な?このステレオセットは押し入れに・・・・

それから40年・・・・
再び日の目を見る時が来たのが4年ほど前。

レコードプレイヤー、アンプ、チューナーそれぞれセットして電源ON!
?????
だめだ!
電源が入らない・・・・
「やっぱ死んでるか」?
個別にコンセントを差して試すとアンプとチューナーはだめだが、レコードプレイヤーだけ電源が入るのを確認したがターンテーブルの回り方がぎごちない。よくよく見まわすとなんと注油口がある。なんとさすが50年前の機械だ!注油せよってことだ。潤滑油を差して強制的に手でぐるぐる回して油を行き渡らせてみた。なんとなんとばっちり生き返ったのだ!

ラジオチューナーはいらないとしてアンプとスピーカーを購入。
レコード針もアーム先端を交換して(50年前のモノでもジョイントが互換性があったことに驚き)今の針が使えるようにした。
こうして無事に50年前のレコードプレイヤーが復活したのです。

レコードはいわゆるLP盤と言うやつが百枚以上ある。ほとんどが70年代のフォークソングなどニューミュージックと言われる部類だ。その他ビートルズをはじめとする洋楽もある。
陽水の「氷の世界」今となっては伝説の1枚だ。

よく言われることだが、レコードは温かみのある音だよねって。ホントそう思う。最近はCD版とレコード盤と両方で同じアルバムがリリースされたりもしている。聞き比べたら一目瞭然だ。
昨年発売された拓郎の最後のアルバム「ah~面白かった」のレコードとCD。

大の拓郎ファンとしては引退は残念だったけど、若い拓郎、晩年の拓郎、それぞれ聞き比べてると、それなりの味があって好きだよ「たくろう~~」

しかしよくレコードも残しておいたものだ。
縦積み横積みしてたのにみんな大丈夫!生き返った!







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