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40代無職の仕事探し。噂に聞いていたより大変だった

とりあえず仕事を探しはじめてみたが、気持ちいいくらい全然うまくいかない。世間で言われているような人手不足感は全く感じなかった。

むしろ人は余っているんじゃないか。40代以降は会社にとって辞めさせたいであろう年代なのに、新卒から育てあげた生え抜きを差し置いて、あえて外から採ることは少ない。争奪戦になるような優秀な経歴の若い層だけをみて、人手不足と称しているのだろう。

ただしどこでも活用できる汎用性のある専門技術を持っていることをアピールできれば、外資の会社であれば、40代以降でも歓迎されそうな印象を受けた。そんな人あまりいなそうだが、アピールするのはタダだ。だいたい5〜10年で次に行く人が多い世界だから、年齢はあんまり気にしないのかと思う。

私自身は若いころ外資に行って、それから日系企業にどっぷり漬かってきたので、一応両方を味わってきたが、それぞれ転職者の扱いに違いがあった。

◆昔ながらの日本企業
中途の人は経歴関係なく一番下からスタート。
ゲームでいうとレベル1に戻る感じ。その分じっくり育てる。
新卒生え抜きの社員が最強。長くいた分だけ居心地は良さそう。
仕事のやり方は複雑で手順化しにくく、社歴の長い人しかわからない
仕事で使うソフトも、会社特有のものだったりする。
長くいて部門間で人間関係を作れてから、本当の仕事が始まるような感じ。

◆一般的な外資系企業
誰かが抜けて空いたポストにそのまま中途採用された人がおさまる。
レベル1に戻ることはなく、そのままのレベルでスタートする。
経験がないと採用されないので、新卒者は居ないということも多い。
人の入れ替わりが結構あるのが前提なので仕事の仕組みはシンプル。
仕事で必要なものがあったら、結構高いものもすぐ買える。
引継ぎなんか無いことも多いが、がんばればなんとかなる。

あくまでも傾向としてそんな印象なだけで、人間がやっている以上極端な違いはないかもしれないが。

外資のほうが解雇とか希望退職は多いが、決して悪いことではない。むしろ希望退職を目的として外資を渡り歩く人もいた。結構な割増退職金をもらえるからだ。それで家が建つこともある。いいのかそれで?と若いころは感じたが、そのくらいたくましい人のほうが結局強かった。雑草のほうがきれいな花よりも強くしなやかに生きることがある。

どちらがいいのかは、人それぞれ。ただし一度外資に行った人は辞めてもまた外資に行くことが多いらしい。この状態が外資沼にはまったと表現されるそうだ。私は一度沼から抜け出してみた人間だが、結局また沼に飛び込んでみようかと思う。入りやすく働きやすいのと、何より沼の水が合っていたからだ。

もちろん入れるところがあればの話だが、働かないでいるほうがメンタルとか特に家族関係によくないし、なんかつまらないことがわかったので、また挑戦してみようと思った。

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