Tableau 顧客のセグメントの分析

今回はTABLEAUで顧客セグメント分析をする手順を説明します。
(使用データ:サンプルスーパーストア)
 
顧客セグメント分析とは、顧客を年齢,性別,地域,売上などのセグメントごとに分類し、それぞれの傾向を確認することで各セグメントに適した
マーケティングができるように分析することです。
 
先ず列に「売上」,行に「利益」を入れます。
その後今回は顧客ごとのセグメントであるため「顧客名」を色に入れます。
 
※サンプルスーパーストアはフィールド数が793個含まれているため警告
 画面が出ますが気にせず「すべてのメンバーを追加」を押してください。

そうすることで全体像が出ます。
 
次に「地域」ごとにフィルターをすることでより細かく見ていきます。
※フィルターを表示する際は、単一値(リスト)が使いやすいです。

しかし、これだけでは傾向を掴むことは難しいです。
そこで、アナリティクスにある「クラスター」を使います。

クラスター分析とは、数が多い集団の中から似た性質のものをグループごとに分け、それぞれを分析するものです。クラスター分析は、客層ごとの特性の分析,地域ごとの特性の分析,店で売れている商品の構成割合などを
知りたい場面で使います。


分割するクラスターの数は自分で決めることが出来ます。
試しにクラスターの数を3にしてみると、

このようになり、売上と利益が低い顧客,売上と利益が共に中間位の顧客,売上と利益が高い顧客の3つに分けることが出来ます。
さらに「地域」でフィルターをかけているため、それぞれのフィルターを
切り替えることで地域ごとのクラスターの傾向も確認することが出来ます。
 
最後にもっと傾向がパッと見て分かるようにするにはアナリティクスにある「傾向線」を入れます。

傾向線が入ると見ただけでそのクラスターの傾向が見て取れます。
さらにクラスターもフィルターに入れることで、各地方の一つ一つの
クラスターごとの傾向が確認でき比べやすくなります。上の画像だと地方とクラスターのフィルターがあることで、関東地方のクラスター1は
売上が上がるたびに利益は減少するという傾向があることが分かります。


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