Tableau ABC分析

今回はTABLEAUでABC分析をする手順を説明します。
(使用データ:サンプルスーパーストア)
 
先ずABC分析とは、売上や商品の在庫数などの項目の中から軸を一つ決め
そこから多い順にA,B,Cに分けて優先順位を決めるものです。
ABC分析はどの商品が売れてるかなどを確認し、在庫を切らさないように
気を付ける商品,定期的に在庫の確認する,全部なくなったら発注のように商品を発注する時の優先順位をつける際に使用される。
 
製品ごとの売上を確認するため
列に「製品名」  行に「売上」を入れ、降順になおす。

しかし、これではどれくらいの売上が一部の製品で賄われているかが
分からない。そのため次は売上金額の偏りが分かるようにする。
 
行に「売上」をもう一つ入れます。
その後、今入れた「売上」の「表計算の追加」を選択します。

この表計算だけではまだ足りません。しかしTableauでは表計算で導かれた
結果に対してさらに表計算をすることができます。この2回目の表計算を「セカンダリ表計算」と呼びます。またその前の1回目の表計算を「プライマリ表計算」と呼びます。
 
「セカンダリ表計算」も「プライマリ表計算」と同じく、行にある「売上」の「表計算の追加」を選択します。そして「プライマリ表計算」のシートの下にあるセカンダリ計算の
追加を選択することで「セカンダリ表計算」のシートが出てきます。

これによって下のグラフが「パレート曲線」を表したものになります。 
この二つのグラフは重ねた方が見やすいため、「パレート曲線」の方を
折れ線グラフにして二重軸を選択します。

これでパレート図は完成です。次にA・B・Cに分けるために「リファレンスライン」を入れます。今回は80%と90%のところにリファレンスラインを
入れます。

上のvizからパレート曲線と80%のリファレンスラインが重なるところより
左側の製品が「A」の製品ということとなり、高い売上を出している製品
なので常に在庫があるか確認し在庫が無くなる前に絶対発注しないといけ
ない。
次にリファレンスラインの80%部分と90%部分の間にある製品は「B」の
製品ということとなり、定期的に在庫の確認をしてなるべくできる限り常に在庫があるように心掛けるべきである。
最後にパレート曲線と90%のリファレンスラインが重なるところより右側にある製品が「C」の製品ということとなり、あまり売り上げに貢献して
いないため在庫が無くなってから新たに発注すればいい。


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