保険会社と揉めてる話13

翌月、Uさん、上席である支社長のTさん、相談室のYさん、それに新しい相談室のマネージャーのMさん、そしてこちらサイドは夫、息子と私の7人で面談を行いました。

これまで、電話でのやり取りだけだったのですが、支社長のTさん、相談室のYさんについては私が想像していた通りの人々でした。まず、支社長のTさんは、スーツは青のストライプ、髪はツーブロックで、一見どこかの幹部のような怖い風貌です。私を見るなり、「お体の方はいかがですか」と問いかけたものの、私の答えについては全く期待しない、何か恨み的な怖さを感じました。

相談室のYさんは、まだ30代前半でしょうか。最初、あれだけ、流暢に話していたのですが、今回は全く一言も話をしませんでした。面談自体必要ないだとか、時間を短く設定しようとしたり、それはもちろん上司からの命令によっての交渉だったのでしょうが、失敗をYさんのせいにされたのだと思います。

マネージャーのMさんは、あくまでも中立的な立場で、まずは双方の話を聞き、それに対して意見、反論する時間を取る。限られた時間なのでそれを有効に使うよう細かな注意事項を伝えました。そもそも、時間が限られているのもどうかと思いますが。

まず、Uさんが私に「このがん保険が上皮内がんを除外する保険であることをいつ伝えたか」と言う話ですが、Uさんは、説明したのは3回であると言いました。1 契約時、2 がんの可能性が高いと私に伝えられた時、3 その後、店のオープン記念で私に会いに来た時です。

契約時については、8年も前の話になります。この話は、保険会社と揉めてる話1で書きましたが、私の友人ががんで亡くなったのをきっかけに、がんに備えたいとUさんに相談した時です。Uさんは、「今、二人に一人ががんにかかる時代です。がんと診断されれば、給付金が受け取れます。その給付金は、自由に使えます。治療に使わなくても良い。何に使っても良いのです。旅行に行っても良いです」私は、「がんになったら、旅行になんて行けないじゃん」というと、「だから、早期発見するのです」
もし、上皮内がんが対象外の保険である説明をUさんがきちんとしていたら、このような会話が成立しますか。

二度目は、私ががんの可能性が高いと言われた時、姉妹病院に行く車中の中で、「がんかもしれないと言われて、詳しい検査をするために別の病院に向かっている。確かがん保険に入っていたよね」Uさん「はい、がんと診断されたら、営業日5日以内に給付金がおります」
これは、車中で、スピーカーフォンでやり取りをしていたので、夫も息子も聞いていました。がんかもしれないと言われて、あたふたしていた私が、「がんと診断されても、頑張る」と光を見た瞬間です。

そして、3番目に挙げたのは、Uさんが店のオープン記念日に来て、食事、宿泊をした健康ランドです。この時は、手術の前で、キャンセルしようか迷ったのですが、手術をすればしばらくは温泉施設に来られないからと思い、実行しました。

Uさんは、オープンしてからずっと、オープン記念日には店に来て、お祝いをしてくれました。ずっと花を持ってきてくれたり、食事に誘ってくれたりと、最初の契約時に約束した「契約しっぱなしにはしません」と言った言葉を実行し続けていました。

ただ、私が花が苦手で、もらった瞬間は嬉しいですが、すぐに枯れてしまうし、なので近年は、花はやめて、健康ランドで食事代を少し多めに出してもらうと言うようなお祝いをしてくれていました。

いつもは、夫も一緒ですが、この時は、夫が私が病気なので今回は行かないだろうと思い、Uさんに断ってしまったことで、いざこざが起こり、夫抜きでUさんと二人で行くことになったのです。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?