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強化された”バトルセンス”のリザードン

初めに

こんばんは。ロトムカード研究所のえんじです。

世間はイカだのタコだの言っておりますが、今回も気にせずにポケカのデッキ紹介をしていきます。

今回紹介するのは特性『バトルセンス』を持った【リザードン】です。こちらは最近再販されている仰天のボルテッカーで登場したカードであり、VMAXクライマックスではキャラクターレアとなって再録されました。

実はこの【リザードン】ですが、新パック白熱のアルカナに収録されている”あるカード”のおかげで大幅に強化されています。
火力ラインも絶妙なため、是非ともこの機会にNOTEの記事にしようと思いました。

本記事はポケモンカードを初めたばかりのプレイヤーにもわかるように書いています。あらかじめご了承ください。
また、上記のことを考慮して、
カード名→【】
技名、特性→『』
でかき分けています。

構築

それではさっそくデッキレシピから。

リザードンがたくさん入っています。

わりかしスタンダードな構築ですが、白熱のアルカナで登場した【セレナ】と【ニャオニクス】が入っています。今回このデッキを作成するに至った理由は主にこの二枚(特に【ニャオニクス】)にありますね。

特性の『おまねきイヤー』でサポートを二枚サーチできます
このカードを見て真っ先に思いつくカードと言えば、【テールナー】の火力アップに繋がる【セレナ】と今回紹介している『バトルセンス』の【リザードン】を強化する【ダンデ】、あとはトラッシュの肥やしとして利用できる【ザクロ】でしょうか。

余談ですが、このカードで【ザクロ】と【ピオニー】を持ってくることで、【ザクロ】を捨てながら展開していけます

それは置いておくとして、今回はこの中から【リザードン】を強化できる【ダンデ】を選択しました。

こちらが今回のデッキのエースカードですね。
キャラクターレアが非常に可愛い一枚です。

技の『キングブレイズ』は炎エネルギー2つで打つことができ、なんとトラッシュにある【ダンデ】の枚数×50アップします!

つまり……
1枚→150
2枚→200
3枚→250
4枚→300

という感じで攻撃力が上がっていくわけですね。

つまりこのカードを使う以上、早々と【ダンデ】をトラッシュに送りたいわけですが、それを支えるために新しく登場した【ニャオニクス】を使うことになりました。

これまでは【ジメレオン】や【インテレオン】の特性『うらこうさく』や【ネオラントV】の特性『ルミナスサイン』、【チルタリス】の『いざなうしらべ』で山札の上に置き、【リザードン】の特性『バトルセンス』で肥やしていく必要がありました。

『うらこうさく』はデッキスロットを多く使ってしまい、他の二つは一枚しかサーチできなかったので効率が悪かったんですね。

というわけで、【ニャオニクス】の『おまねきイヤー』を使用し、たくさん【ダンデ】を落としてやろうというわけです。

採用カードについて

基本的な動きを紹介したところで、次に入っているカードについて触れていきます。主になぜその枚数なのかと、採用理由について説明していきますよ!

ポケモン

まずはポケモンです。有名なシステムポケモンで構成されているため必要ないとは思いますが、一応解説します。

♢リザードン

デッキの主役なため4枚です。
2進化ポケモンということで手札でダブついてしまうこともあるかとは思いますが、こいつにならないと始まりません。

♢リザード

中継役として1枚です。
無くてもいいですが、進化先が4枚積まれているのでピン刺し。
このカードが入っていると、【ふしぎなアメ】の使う枚数が減るため、博士などを打ちやすくなります。

♢ヒトカゲ

4枚入れない理由がないです。
ポケモンGOの個体はHPが低いため、できればこっちの方がいいでしょう。

♢チラーミィ/チラチーノ

2枚ずつの採用です。
チラーミィの技『なかまをよぶ』が優秀であり、【霧の水晶】が入っていないため【キルリア】ではなくこちらを採用しました。
【ニャオニクス】ラインも入っているので【霧の水晶】を軸にしてもいいですが、デッキスロットの問題でこっちにしました。
手札にある【ダンデ】を切る方法は常に用意しておきたいため採用しています。

♢ニャスパー/ニャオニクス

こちらも2枚ずつです。
たしかにエンジンの一つではありますが、サポート自体は手札にたくさん集めても意味がない(どころか終盤サポートに触れなくなってしまい弱くなる)ため2枚ずつです。
【ダンデ】を持ってくる以外にも、【フウロ】をサーチすることで擬似的なトレーナーズサーチになります

♢芦田マナフィ

1枚です。
非エクの天敵【かがやくゲッコウガ】の『げっこうしゅりけん』からポケモンたちを守りましょう。

♢ヤレユータン

1枚。
【ニャオニクス】でサーチした【ダンデ】を『さるじえ』で山札の上に戻し、【リザードン】の特性『バトルセンス』を使用すると擬似的に【ダンデ】をトラッシュに落とせます。そこまで狙っている動きではないためピン刺しです。

♢かがやくリザードン

後述する【マグマの滝壺】の恩恵を受けられることや火力が高いことなどの理由から採用しました。【ダンデ】が多く採用されているため、こちらも簡単に280出せる点が魅力です。
【かがやくゲッコウガ】にすればデッキを回す速度が上がり、【かがやくルチャブル】にすれば【ミュウVMAX】をワンパンできるようになるため悩む一枚です。


次にトレーナーズですが、ボール系(VIPパス以外)は割愛させていただきます

グッズ

♢バトルVIPパス

最強の展開カードです。後半ダブついても【セレナ】や【チラチーノ】でドローに変換できるため4枚。
進化ポケモンを多用する非エクのデッキは初動が重要であるため、間違いなく4枚必須だと思います。これ積んでるだけで世界変わりますよね。

♢ふしぎなアメ

4枚です。
このカードは扱いづらく、ダブつくこともあれば全くこなくて一生進化できないなんてことが起きたりもします。
そのため、なるべくこのカードにアクセスするためにもドローソースである【チラチーノ】が採用されています。

♢ふつうのつりざお

トラッシュに落ちた進化ラインやエネルギーを山に戻します。
ボール系のカードや【チラチーノ】でしぶしぶポケモンを切ることもあると思いますので、採用していて間違いはないです。

♢こだわりベルト/ふうせん

各一枚ずつ、どちらもポケモンのどうぐです。
前者は主に【かがやくリザードン】に、後者は【ヤレユータン】や【チラチーノ】につけます。上記した通り、【ダンデ】で一定の火力ラインまで届くためピン刺しです。


サポート

続いてサポートです。【ダンデ】を複数積んでいるため少し歪な形になっています。

♢ダンデ

んんWWW4以外ありえな〜いWWW
はい。主軸のため4枚です。

♢博士の研究

手札に来た【ダンデ】をトラッシュに一斉放出できますが、その分抱えた【リザードン】や【ふしぎなアメ】も失うため実はこのデッキでは使いづらいカードです。
しかし【ニャオニクス】で持ってこれて弱いわけがないためサイド落ちも考慮して2枚の採用です。

♢セレナ

ドローができる【ボスの指令】
このデッキは基本的にポケモンVを倒していくことを目的としており、『なみのヴェール』の【マナフィ】を倒したい訳でもないため基本的には【ボスの指令】よりこちらの方が強いです。
いらなくなった【バトルVIPパス】を捨てたりもします。

♢ボスの指令

ワンチャン3枚目の【セレナ】にしてもいいです。
ただ非エクを狙える点(つまり、【ビーダル】や【モスノウ】他、インテレオンたちなど)を評価してピン刺し。
【ニャオニクス】で【ボスの指令】と【セレナ】を使い分けましょう。

♢フウロ

【ニャオニクス】でサーチすることで、【ふしぎなアメ】や【マグマの滝壺】になれます。
素で引いてしょうがなく打っても弱いため、あくまで『おまねきイヤー』の選択肢として一枚だけ採用しました。

♢キバナ

こちらも『おまねきイヤー』の選択肢です。
序盤に引いても使うことができないため、複数はいらないです。


スタジアム

最後にスタジアムです。

トラッシュから炎エネルギーを加速できます。
特性『バトルセンス』と非常に相性が良く、【キバナ】などでサーチすると【かがやくリザードン】を動かすこともできるため採用しました。

以上がデッキの中身です。
【リザードン】の特性『バトルセンス』や【ニャオニクス】の特性『おまねきイヤー』を考慮しての枚数となっているため、そこら辺の枚数がずれるとサポートや【ふしぎなアメ】の枚数も変わってくるでしょう。

なぜリザードンなのか

次に、どうして今更【リザードン】なのかを【ニャオニクス】の存在以外の観点から話していきます。
理由は一つで、現環境の必要なHPラインである280を出すことができるからです。

トラッシュに2枚【ダンデ】を置いた状態で3枚目を使うと……

素点100+3×50+30(ダンデ)=280となります。弱点や【こだわりベルト】等を考慮せずにこの火力を出せることは非常に優秀であり、弱点のない【ギラティナVSTAR】や特性『』を持った【ノコッチ】がいる状態でも(つまり弱点が消えていても)【アルセウスVSTAR】を倒すことができます。同じく白熱のアルカナに収録されている【Vガードエネルギー】によって攻撃を弱体化されないことも利点の一つでしょう。

また、こちらは【テールナー】と違って指定されたサポートをポイポイ捨てていけます。(【セレナ】は【ボスの指令】のように詰めで使うことが可能なカードなので、簡単に捨てると少し勿体無いんですよね)
2進化ポケモンであることは少々扱いづらいですが、『おとぼけスピット』を持った【ウッウ】や『アメイジングシュート』を打つことができる【アメイジングライコウ】に強く出れるのもいいポイントですね。


苦手なデッキタイプ

言わずもがな、『げっこうしゅりけん』のような複数を一気に倒してくるタイプです。環境に多い水タイプが弱点ですが、非エクなのでそこまで影響はないですが、【インテレオン】の『アクアバレット』だけはきついです。
【ギラティナVSTAR】や【ヒスイゾロアークVSTAR】などとはそこそこ戦える印象です。

デッキの総評

リザードンらしく豪快な火力を出すことができるデッキですが、2進化ポケモンであるため【ふしぎなアメ】に頼り切ってしまっている点がやはり目立ってしまいます。
技の要求エネルギーが少ないため建て直しを図ることは容易ですが、派手な分小回りが効きづらいので非エク対面も少々厳しいでしょう。

しかし【ダンデ】と【リザードン】、さらには【キバナ】も共存しているデッキであるため、ファンにとってはとても楽しいデッキに仕上がったと思います。
このリザードンがDレギュレーションということもあり、使えるのは半年もないですが、ノーマルカードが多いのでリザードンが好きな方にはぜひお勧めしたいデッキですね。

ガチデッキとしては65点くらいですが、ファンデッキとしては文句なしの満点だと思います。
【ダンデ】が好きだ、という方、【リザードン】を使ってみたいという方は是非組んでみてください!

それでは、ここまで長々と読んでいただきありがとうございました。


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                           ではまた!!

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