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#63 育てることが上手になるには
子どものことも、自分のことも、育てていきたいと思っている。
子どもの「育つ」力はすごいので、
「育てる」ということが少しおこがましくも感じられる。
でも、安心して育つことができる環境をつくるなどの
手助けが必要であることは間違いない。
では、育てることが上手になるにはどうすればよいのか。
児童精神科医の佐々木正美さんの言葉をもとに考えてみます。
育てることが上手な人は、待つことを楽しめる人。
子どもに限らず草花でも農作物でも、
育てることが上手な人は、待つことが上手な人。
待っていることに喜びや楽しみを感じていられる人。
待つことの喜びは、日常の努力と相関する。
最善を尽くしているという実感があれば、待つことの楽しみは最大になる。
そして、結果を問わない気持ちができていれば、
待つことは安らぎでもある。
つまり、上手に育てていくためには、
自分ができることに最善を尽くし、
結果を問わない気持ちで待つことを楽しむ、ということが大切。
育てることが上手な人は、子どもの長所を見つけ出し、ほれぼれしてやれる人。
育児や教育の最も重要な課題は、その子どもが持って生まれた長所に気がついて、それをもっている子どもに心底ほれぼれしてやることだと思う。
欠点などそう簡単に直せるものではない。自分の胸に手を当てて考えてみれば分かることではないか。そんな、どうせ簡単に直すことのできない欠点はそのままにしておいて、長所のほうを見つけ出してやれば、子どもはその長所を頼りにして生きていける。
育児や教育の下手な人ほど、子どもの弱点や欠点ばかりにこだわっているように思えてしかたない。
すなわち、上手に育てていくためには
子どもが持って生まれた長所を見つけ出し、ほれぼれしてやることが大切。
欠点は直せなどしないから、そのままでよい。
「育てる」とは
まだ母親歴5年だが、子どもの「育つ」力はすごいなぁと驚いている。
子どもは、「色々なことができるようになりたい」と思っているから、
色々なことが少しずつ、できるようになっていく。
つまり、子どもはどんどん「育って」いく。
だから、子どもを「育てる」というのは、
子ども自身の「育つ」力を信じて、種をまき、水をやり、「待つ」こと
だと思っている。
種まきは、子どもにやってほしいことや子どもがやりたいことが安心して出来るような環境をつくること、
水やりは、子どもの良さや努力の過程を認めてあげること。
種まきも、水やりも、最善を尽くす。
結果を問わずに「待つ」。
子どもの良さを引き出して、ほれぼれする。
結果ではなく努力の過程を認める。
そうすることで、子ども自身の「育つ」力がいかんなく発揮され、
子どもはぐんぐんと「育って」いくと思う。
自分だってそうだ。
自分にも同じようにしてやればいいのだ。
愛しい我が子にするように、同じようにしてやれば、育っていくはずだ。
まとめ
子どもや自分自身を上手に育てていくためにできること
自分ができることに最善を尽くす。結果を問わない気持ちを持つことで、待つことを楽しむ。
子どもや自分自身が持って生まれた長所を見つけ出し、ほれぼれしてやる。短所を直そうとするよりも、長所を伸ばすことに尽力する。
読んで下さるあなたがいるから、今日もnoteが書けています。 またお時間のあるときに見に来てくださると嬉しいです。