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【DAY100】さとりを開いた大人になるには?

きらりと光る、子どもたちの才能が
大きく開花するように導く。
 
これってわたしたち大人に与えられた
重要なミッションだな
 
と思ったことがありました。


 こんばんは、あんです。
 
 
今、週に2回ほど、
家庭教師のお仕事をいただいてます。
 
  
今日も朝から
お伺いしてました。
 
生徒さんは、
小5の女の子Nちゃん。
 
もう1年ぐらい
ずっと一緒に勉強をさせてもらっていて、
随分仲良くなりました。
 
 

絶望的に苦手なこと・・


彼女が得意なのは
何かを創造すること。
 
工作したり、
絵を描いたり、
詩を書いたりすると、
 
誰も思いつかないような
めっちゃセンスのいい作品を
つくってしまう、
 
すごく独創的な感性の持ち主。
 
 
あとは
算数も好き。
 
 
苦手なのは、
 
 
漢字・・
 
 
これは出会った最初のときから、
Nちゃんのママから
 
「漢字がとにかく苦手なので
なんとかお願いします」
 
と言われているほど。
 
ですが、1年以上経った今もまだ
克服できてなくて、
 
自分の不甲斐なさを感じます。


なぜこんなに苦手なのか
彼女を観察していると
 
教科者とか漢字ドリルとか、
学校の教材に興味を持ててないことが
一番の要因だと思い、
 
学校指定じゃない教材を
使い始めました。
 
 
 
それが、
 
「さとりをひらいた犬」


昨年末ぐらいから
漢字ドリルがある程度できたら 
この本を音読することを
ルーティーンにしたんです。
 

予想外の展開


大人向けの一般書籍なので
 
学校で習ってない漢字は
たくさん使われているし、
 
ふりがなもついてないし、
 
小説ではあるけれど
内容も難しいかも・・
 
と若干の不安の中
音読スタート。
 
 

最初は
 
「猟犬」とか
「獲物」とか
「ご褒美」とか
 
難しい漢字に
かなり苦戦しました。 


ですが、最近は
習ってない漢字もたくさんあるのに
スラスラと
読めるようになりました。


 
興味深いのは、
漢字ドリルでは読めなかった漢字も、
 
「さとりをひらいた犬」の中で使われていると
 
読めてしまうということ。


なんでだろう・・
と不思議に思い、
よく観察していると
 
どうやら彼女は
 
”次はこういう展開になるだろう”
 
と、物語の流れを予測していたんです。
 


なので、
物語の流れがない
漢字ドリルになると
 
同じ文字でも、読めなくなる。


つまり、
漢字そのものは、読めていなかった・・


大人こそ、さとりを開く



ここで
 
ただの推測だったんだ・・・
漢字覚えてないの、ダメじゃん・・
 
で終わらせではいけないですよね。
 
 
 
「さとりをひらいた犬」は、
大人向けの小説。
 
それを読みながら、
内容を理解し、
次のストーリーの流れを予測するチカラって
すごい感性だなと思うんです。
 
 
ここに
彼女の魅力というか、才能の種が
 
もしかしたら
眠っているかもしれません。
 
 
 
確かに、
ストーリーを予測したところで
 
テストの点数には
1点も、結びつきません。
 
 
だからダメとか、ムダとか、
大人が
杓子定規に判断してしまわずに
 
大事に見守ってあげてほしいなあと思います。
 
 
将来、どんな花になるかは未知数ですが、
 
その才能の種を育てて、
美しく開花させることができたなら、
きっと多くの人のお役に立てるはず。
 
 
小さな種を
見失わないように、
 
もうしばらく
一緒に勉強していきたいなと思います。
 
 
 
 
テストの点数が悪いからダメとか
1つの物差しで人を判断するのって
昭和の話。
 
もうすでに、時代に合わなくなっていると思います。
 
子どもたちの輝く才能の原石を
決して潰さないように。
 
むしろ磨いて磨いて
キラキラ輝くように
お手伝いしていくのは、
 
わたしたち大人の
1つのお役目かなと思います!


では今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 
 

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