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酔っている人

酔っている人に出会った。
それがお酒に酔っている人ではない。

みんなが注目して話を聞いてもらえる環境でここぞと言わんばかりにあれこれ、
正論を話す自分に酔っている人。
それを見た。うわーとなった。

そして酔っ払いの言うことは支離滅裂だ。

そうか、だから、この人、
話が二転三転するんだ。
何もかも納得してきた。

酔っ払っているから、自分の言うことに責任など持ってないし、ただ、自分の自論を話したいだけ。

最初は話を聞いていたが、
あっ酔っていると思ってから
話しも長いし、よく聞こえないし
まったく耳に入ってこなかった。

論点も最初と最後でだいぶズレているいる。
結局何が一番言いたいことなのかわからなかった。

この話を鵜呑みにしてあれこれ考えても
はっきり言って迷うだけ。
解釈にも時間がかかるし、きっと意味はないんだと思う。

酔っ払いとわかって話を聞くと、
ちょっと笑ってしまう。

笑ったら失礼だから、笑わないけど
後からは笑える。

この世界で生きている実感が湧いちゃってるから酔えるんだなー。

わたしはここにわたしの時間を見いだしていないから、なんだかいつも違和感を感じてしまっている。

違和感もいつか慣れるのか、
なかなか慣れないなー。
違和感がありながらも過ごす世界。

仕方がないか、諦めてやる。



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