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餅は餅屋

みなさん、こんにちは!歯科医師Hachiです!

今日、絶賛イヤイヤ期のお子さんがいました。

その子は診療台に乗るのもイヤ!家に帰るのもイヤ!お口開けるのもイヤ!と、何を言ってもイヤイヤの一点張りです。

ひとまずは歯科医院になれてもらうためにも、プラスの言葉がけをしながら、今日は帰っていただきました。

そして、お母さんにこんなお話をしました。

「僕らはこの子のために、慣れるまで歯磨きの練習をしたり、器具を使う練習をすることはできます。でも、実際に治療ができるのがいつになるのかはわかりません。その間にむし歯が進行することもあるでしょうし、そもそもお母さんが時間を使って、わざわざ何回も来ていただくのも大変です。かといって、無理やり押さえつけて治療することはトラウマになってしまうと怖いので、なるべくしたくないです。
ですので、場合によっては小児歯科専門のところに行っていただいた方がいいかもしれません。その方が小児歯科に特化した環境が整っているので、安全に治療が受けれる可能性があります。」

僕も昔、小児歯科に1年ほど勤めていました。

そこの歯科衛生士さんは、お子さんのマネジメントがすごく上手なので、最初は泣き叫んでいた子も回数を重ねるごとにいつの間にか上手にできるようになる子を何人もみました。

本当にマジックかのようでした。

それだけそこの衛生士さんたちは特別な訓練を受けていたのです。

普通の歯医者さんでは、泣き叫ぶ子の治療は難しいかもしれません。

それでも頑張って時間を使ってみようとしてくれる歯医者さんもたくさんいます。

別の歯医者に行くより、通いやすいところで見てもらえた方が、お子さんにとっても親からしても良いに決まってるからです。

ただ、それでいたずらに時間が流れるだけとか、中途半端な治療で終わってしまうくらいなら、餅は餅屋じゃないですけど、専門の医院に紹介するのも一つだというのが僕の考えです。

日本の歯医者さんって、ほんと頑張り屋さんで真面目なので、基本的には自分の医院で全てを診てくれようとします。

それは患者さんにとってもメリットがあるし、素晴らしいことなんですが、歯医者は本来専門分野がたくさん分かれてます。

小児歯科だけでなく、歯周病や入れ歯、インプラントのなど、それぞれの専門家に依頼することもたまには必要なことだと僕は考えます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

次回もよろしくお願いします!

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