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結構多い質問:「インプラントって一生持つ?」

こんにちは!歯科医師Hachiです!

今日は、患者さんからよく聞かれる質問にお答えしたいと思います。

今日の質問はこれ↓

「インプラントって一生もちますか?」

その答えは、

「NO」です。

インプラントは一生もつと思ってらっしゃる方結構多いです。

もちろん、一生もつ可能性もあります。

しかしインプラントも所詮人工物です。

車や家と同じように、しっかりメインテナンスをしないといずれダメになってしまいます。

では、インプラントがダメになるときってどんなときでしょうか?

いくつか例を挙げます。

インプラントの被せ(上部構造)が壊れる
これは基本的には被せ(上部構造)の交換でいける可能性が高いです。

インプラントの根本(フィクスチャー)が壊れる

上の図の人工歯根(フィクスチャー)が壊れた場合は、残念ながらそのインプラントは使えないので、撤去が必要となります。

インプラント周囲炎になる
正直このリスクが1番怖いです。
インプラント周囲炎とは、歯周病と同じように、インプラントの周りの骨が溶けてしまう病気です。
これに罹ってしまうと、治すのが難しく、撤去になってしまうことが多いです。

ですので、皆さんが1番気をつけることは、インプラント周囲炎にならないように日頃の歯ブラシを怠らないことと、定期的に歯科医院でメインテナンスを受けることです!

それでは、もし撤去になってしまった場合、もうインプラントはできないのでしょうか?

その答えは、「できる時とできない時がある」です。

インプラントは骨があれば基本的にできます。

なので、インプラントを撤去しても、そこの骨が治ればまた新しくインプラントを入れることはできます。

ただ、重度のインプラント周囲炎にかかっていたりすると、骨の状態が良くないので、再度インプラントを入れることはできなくなることもあります。

また、再度インプラントができるとしても、そもそもインプラント治療は時間がかかるし、費用もかかるし、手術も必要です。

そう何回もできるものでもありません。

ですので、やはりインプラントをしっかり長持ちさせるために、メインテナンスは丁寧にしてあげる必要があります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

明日もよろしくお願い致します。

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