【他】リスケの実態

現在、国内で400万本以上の融資返済がリスケされています。

でもこれらが「完済」される割合はどの程度でしょう?
約0.5%ほどと言われています。
つまり、リスケをしたら回復は望めないのです。

融資担当に聞いてみてください。
「リスケ後に完済する会社は存在しますか?」と。
「無い」と答えるはずです。

リスケは「止血」であって、癌の「治療」にはなりえないのです。

では何のために「リスケ」は存在するのでしょう?
それは貸し手側(金融機関)の都合です。

リスケしている以上、
貸付金は「売掛金」の様な扱いになるので、
利息だけ回収出来ていれば「通常債権」の扱いとなり、
「やがて回収できるもの」という会計上の解釈が適用されます。
これが法人としてのメリットです。

担当レベルでも「一時的な延命」が出来るため、
自身が担当のうちは融資先数が減らず、人事評価が下がらない、
というメリットがあります。

リスケは貸し手側にメリットがあるのが実態です。

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