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少し登った展望地(斎藤山見晴らし台)

「斎藤山見晴らし台」は、斎藤山(さいとうさん)の中腹にある見晴らし台で、南会津町にあります。
長野林業研修センターに車を停め、会津鉄道会津線の線路を越え、雷神様ルートから約1時間20分ほど。登山口には柵があり、獣の被害をなくすためで、開けたらしっかり閉めましょう。また、電気柵ですので、電気線には触らないようにしましょう。余裕のある人は、山頂まで足を延ばすこともできます。

さて、今回は、場所の紹介だけではなく、この写真を撮り、レタッチして仕上げた過程をご紹介します。先ずは完成写真。

斎藤山見晴らし台からの展望

手前の山は、「見明山(1,161m)」右の三角錐の山は「小野岳(1,383m)」小野岳の手前に「塔のへつり」があり、左には「大内宿」があります。下の街並みは、会津長野の町です。北の方向を見ている構図です。

撮影した写真をレタッチしていく

撮影しただけの写真

皆さんも経験があると思いますが、真っすぐ撮ったつもりでもやや斜めになってしまったということがあります。地形の形状にもよるんですが、気になるようでしたら少し直します。

レタッチで角度補正

Photoshopのツールバーにある「スポイトツール」のグループの中に、「ものさしツール」があります。
始点をクリックしたまま、終点まで伸ばします。(平行にしたい部分)
メニューバーのオプションに「レイヤーの角度補正」をクリックすると、上の写真のように角度が変わります。

これで、白枠を除いてトリミングしてもいいのですが、画面が小さくなるので、小さくならないようにすることにします。

削除ツールで白枠を補正

ツールバーにある「スポット修復ブラシ」があるグリープに「削除ツール」をクリック。「Altキー」を押しながら、マウスの右クリックで大きさを変え、白枠の部分をなぞっていきます。すると、周りと合うように画像を修復してくれます。真っすぐに引く場合は「Shiftキー」を押しながら引くと、曲がりません。
これで完成でもいいのですが、仕上げ処理をしましょう。

仕上げは「Camera Raw」で

Photoshopから「Camera Raw」に移行(Ctrl + Shift + A )し、「マスク」から「空」を選択し、「効果」の「かすみの除去」のスライダーを右に少し動かし、空にグラデーションを付けます。(曇天の空など、雲が鮮明に出てきたりします)
続いて、再び空を選択し、「空1」の右「・・・(その他のオプション)」の中にある「反転」をクリックし、空以外を選択します。
ここで、今回は、再び「かすみの除去」をし、遠くの山を少しだけ鮮明にします。
続いて、「新しいマスクの作成」(+マーク)をクリック。
今度は、「ブラシ」を選択し、足元の草をブラシのサイズを大きくしてなぞり、「ライト」の露光量のスライダーを右に動かし、少し明るくし、緑を出します。
再び、「新しいマスクの作成」から「反転」し、「効果」の「テクスチャ」を右にスライドし、シャープを少し高めます。

最後に、「切り抜きツール」下部を除き完成です。(足元の絵になっていない部分は、この場合不要ですので除き、パノラマ効果で展望の広さを表現します。

南会津町 斎藤山


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