エチュード(月光)
エチュード(仏 étude)とは
音楽では、楽器の練習のために作られた楽曲で、練習曲のことです。
練習曲と言っても、初歩的なものから演奏会でも弾けるような綺麗な曲もあります。
つまらない練習曲が嫌で、途中から優しい曲を弾くようになったのですが、ここにきて、Etudeの中にも綺麗な曲、イメージが湧いてくるような曲があることを再確認し、現在弾いているのが『月光 Etude Op.35-22 /F.Sor』です。
いきなりセーハから始まるので、躊躇《ためら》っていました。
連続性の曲で、最初は手も足も出なかったのですが、流れと抑揚があることで、なんとか弾けるようになってきています。演奏見本として、「ギタリスト・山口莉奈」を参考にしています。とても綺麗な音と優しい印象が好きです。
フェルナンド・ソル(西Fernando Sor)について
ギター奏者で、スペインでは「ギターのベートーヴェン」とも呼ばれています。ソルは、ギターを世に広め、第1期黄金期に活躍した一人です。ギターのために書いた曲が最も多い作曲家の一人でもあります。
「良い曲だな~」と思う時、「ソル」の名前が出てきます。
ピアノ曲の『月光ソナタ(ベートーヴェン)』の曲も綺麗で、月光をイメージしてくれますが、『ソルの月光』も良いですよ。
※「セーハ(バレー)」とは、人差し指で6弦または3弦など数弦を押さえること。【セーハ(西 ceja )、バレー(英barre)】