見出し画像

金魚の価格はどうやって決まるの?

私たちの身近な生き物である金魚。誰もが一度は縁日で金魚すくいをされた経験があるのではないでしょうか。また、ホームセンターでもさまざまな種類の金魚が販売されていますね。これらの金魚について少し調べてみました。

金魚には一匹数万円の高級な種類があるようです✨✨✨

同じ種類でも、体格や色柄、尾の形状など、外見や育ち方によって価格に大きな差がつくそうです。金魚の価格は、流通や育成の難易度、同じ種類でも体型や色柄の傾向によって違いが生まれます。
今回は、金魚の価格が上がる要因と価格の傾向について調べてみました。

金魚の価格が上昇する要因とは

金魚の値段が上がる要因は大きく分けて2つです。
流通が安定しているか
育成が難しい珍しい品種か

金魚に限らず値段は需要と供給で決まるため、流通量が大きなポイントになります。また、金魚は大きく育つほど価格が上がりやすく、飼育も難しいようです。

流通が安定しているか

安定して流通している品種ほど、価格がリーズナブルになります。
• 繁殖や育成
海外からの輸入
といったことが簡単であれば流通量が増えて、価格も抑えられます。

しかし、同じ種類であっても、小さな幼魚の金魚は値段が安く、大きく成長した成魚になるほど価格は上がっていく傾向にあります。
これは金魚を大きく育てるのが難しいというのが一因です。病気にかかったり、体格や色柄が悪く選別から漏れてしまったりするため、大きく育つにはいくつものハードルがあります。
そのうえで理想的な体型・色柄・ヒレに育てるとなると、さらに難易度が上がります。こういった理由から、完成されている美しい成魚は稚魚や幼魚よりも貴重と判断され、価格が高くなります。

また、幼魚の段階で色柄や体格によってある程度のグレードが決められていくため、この時点でグレードが低く選定された金魚については、成魚になっても価格は低めになる傾向にあります。
そして、店舗の価格傾向にもよっても、販売価格は増減します。

そもそも流通量が多くないのも要因ですが、育成が難しい品種を理想の体型に仕上げるのは簡単ではありません。比較的育てやすい和金ですら、コンテストや品評会に出すような個体は手間をかけて仕上げられています。
育成の難しいランチュウやパールスケールなどは専用の飼育設備が必要なので、なおさら価格が上がりやすいようです。

ランチュウ
パールスケール



また、金魚は成長するに従い品種の特徴が顕著になっていきます。ある程度大きくなるまでは、どのように成長するか未知数なところがあり、この特徴が出来上がるのが大体体調10cm前後です。そのため、金魚の素質が見極められる10cmを超えたあたりから価格が飛躍的に上昇します。

また、品質の高さも価格に直結します。健康で美しい金魚は高値で取引されることが多いです。さらに、育成に要する労力や技術の高さも価格に影響を与えます。手間暇をかけて育てられた金魚は、その分高値で取引されることがあります。
金魚の価格の傾向には、季節性も見られます。夏場やお祭りの時期には金魚すくいが盛んに行われるため、需要が高まり価格も上昇することがあります。また、特定の品種が人気を集めたり、メディアで取り上げられたりすると価格が一時的に上昇することもあります。そのため、金魚の価格は常に変動する要素が多く、市場のトレンドや需要の変化によって左右されることが多いようです。

夏祭りで

金魚は、その美しい姿や多様な品種から愛される生き物です。価格が上昇する背景にはさまざまな要因があり、飼育者や愛好家にとっても注目すべきポイントが多いですね。今後も金魚市場の動向や価格変動に目を光らせ、金魚の魅力を楽しんでいきたいです。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?