みんなの忠告を振り切って
私はメチャメチャ頑固で負けず嫌いである
小さい時に食べ物の好き嫌いが激しかった私は がんとしてうどんしか食べなかったらしい
大きくなってから母が教えてくれた
私は総婦長室に呼び出され 「付き合いと結婚はやめなさい」攻撃にあった
元夫は入院患者だったから 先輩看護師にも猛烈に反対された
夫が入院していた病名は「糖尿病」だった それも29歳で発症した1型糖尿病だ
若くしてインシュリンも打っていた この病気を持っているだけでも大変だと心配してくれたと思う
ここで 私の性格が出た「やめろと言われても ヒデキ!!」ではないが(若い方は知らないと思う)
やめろと言われたらやめる訳にはいかない
もちろん両親にも反対された でも言うことを聞く訳にはいかなかった
やっと実家から出られる 母親から嫌われた生活から解放される
19歳の時 看護学校の実習中に盲腸になった 手術ではなく抗生剤で治療した
実習中だったから長くは休めなかったからだ
その後 元夫と2人で住む家を探し 私は家出の形で夫と暮らし始めた
これは後々に知ったことだったが 夫は酒飲みで定職にも付いてないどうしようもない男性だったのだ
総婦長や先輩看護師はもちろん知っていたと思う 何回も入退院を繰り返していたようだったから
だからあんなに止めたんだと思った時には遅かった
その中で唯一1人だけこう言ってくれた先輩がいた
「そんなに結婚したいなら 失敗してもいいからしてみたら。子供だけは作らないようにしたら」と
1人でも見方がいることがすごく嬉しかったのを覚えている
一緒に住む前に お酒だけはやめるという条件で一緒に住み始めたが
それも長くは続かなかった…