【カルシウム】は腸内で骨になる!?
骨を丈夫にすると言われる栄養素に「カルシウム(Ca)」があります。牛乳など乳製品に多く含まれるカルシウムはミネラルの1つで骨を構成する成分の1つとなります。
しかしカルシウムは単体だと身体に吸収されにくいため腸の中に取り残され「骨」の結晶を作ってしまいます。
〈リンが骨の吸収の邪魔をする〉
骨を作り出すのはカルシウムだけではありません。「マグネシウム」などのミネラルや「コラーゲン」などのタンパク質が組み合わさって骨は作られています。
その中でもカルシウムの含まれる量が圧倒的に多いためカルシウムは骨を丈夫にすると言われています。
カルシウムには「水溶性」と「不溶性」の2種類があります。
水溶性のカルシウムは水分に溶けるため他の栄養素と腸から効率よく吸収されます。
一方で不溶性のカルシウムは水分に溶け出せないため腸から吸収されず腸の中である「成分」と合体し結晶を作り出します。
そのは「リン(P)」です。
リンはミネラルの1種で骨を構成する成分の1つでもあります。骨以外にも細胞の表面を作ったりその他にも様々な役割を持ちます。
しかしリンは取りすぎにより腸内で他のミネラルと合体し身体への吸収を邪魔します。
その過程でカルシウムと合体したものが「リン酸カルシウム」で骨と同じ成分の小さな結晶ができます。
食べ物(乳製品等)に含まれるカルシウムは水溶性と不溶性のカ両方が存在します。そのためカルシウム単体では必要量が吸収されずリン酸カルシウムとなり身体の外へ出されてしまいます。
そこで重要になるのが「ビタミン」の存在です。
〈ビタミンは骨を作る補助係〉
ビタミンの中でも「ビタミンD」と「ビタミンK」は骨を作るために欠かせない成分です。
ビタミンDは腸内にあるカルシウムを身体の中に吸収する補助を行います。そしてビタミンKは吸収され身体中を巡るカルシウムを骨に取り込む役割を持ちます。
そのためこの2つのビタミンが揃ってこそカルシウムの効果が十分に発揮されます。
〈カルシウムはビタミンと摂取する〉
カルシウムは単体で摂取すると腸内でリンと合体し骨と同じ成分の小さな結晶を作ります。
その結晶は身体に吸収されずそのまま外へと排出されてしまいます。そこでカルシウムを身体に吸収するためビタミンDとビタミンKの存在が欠かせなくなります。
ビタミンDは「太陽の光を浴びる」と身体の中で作ることができます。そのためビタミンDは日光浴やウォーキングを行うことで補給ができます。
またビタミンKは納豆やキャベツに多く含まれるため乳製品や海藻と一緒に食卓に並べたいものです✨
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