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雨が多くて涼しい五月の一日

腎臓病の夫との、静かなバトルの日々23

今日も夫は、塩分ましましお肉マシマシのお弁当を持参で仕事へ行きました。

時は初夏、鯵の旬です。
お魚の旬は良く分からないけど、食材の本にはきちんと書いてありました。例えば春はサヨリやメバル、きびなごなど、夏は鯵、カワハギ、カツオ、秋はサンマ、イワシ、冬はカレイ、さば、キンメダイなどだそうです。
ともかくスーパーに行くときれいな鯵が安いです。
まあまあの大きさの鯵が5尾入ったパックが300円もしないのです。

そして、テレビでも、料理の番組で取り上げられています。
料理の下手な私は、魚を料理するとき捌き方からネットで勉強しますが、なかなか上手になりません。

鯵のお料理

三枚おろしも、何度も色々な魚で勉強してきたけど、うまくできる時と出来ない時があります。(やはり、包丁の切れも関係するかもしれません。)
今日はテレビでの捌き方レクチャーをじっくり見たので、がんばって小あじの三枚おろしに挑戦しました。
テレビで見たように、鰭の下からぐっと包丁を入れて、頭をがしっと落とすと、夫がこちらを見ていて悲鳴を上げました。
「もったいない。塩焼きにしたら頭も食べられるのに!」
無視して続けます。腹側にも切れ目を入れていたので、そこを開き気味にして頭を押さえて体を引っ張ると、きれいに内臓が頭と一緒に引き抜けます。内臓は掻き出すのではなく、引き抜く方がきれいに取り出せるようです。そうして、骨の真ん中にある血液を掻き出しながら洗います。

背側から包丁を入れると、小あじのやわらかい皮はきれいに包丁が入ります。刃を進めるのに、いつもびくびくしながら細かく動かしますが、ぐっと押し切るようにして3回くらいで切る、とテレビで言っていたので、その様にしてみると上手く出来ました。(子よ、包丁砥いでくれてありがとう)

真ん中の小骨は抜きません。からっと揚げてしまえば口に残らず気にならないからです。

文句付けていた夫も、揚げたての食べやすいアジフライをサクサク食べて、ご機嫌です。
「それだけ揚げるのはもったいない。」
と言うので、ジャガイモを沢山と、大名おろしにした中骨も骨煎餅に揚げました。
お弁当もこれで作ってくれたら、と考えましたが、帰って来た子供が沢山食べてしまって少ししか残りませんでした。珍しく、ゆで卵ときゅうり、玉ねぎで作ったタルタルを合わせたので、美味しかったみたいです。

アジフライとポテト

夫のお弁当は、1食で1日分の栄養価を摂ってしまう分量なので、今日の夕食は注意して作らなければなりません。
焦らず、たゆまず、あきらめず。


テレビのお料理番組は大変参考になります。

子供のころからお菓子作りは好きでしたが、スポンジケーキはよく失敗していました。本などを見ながら、テキスト通りにやっているつもりでも、なんとなく決定的なタイミングや質感がわからなくて、うまく膨らまない事が多かったのです。
あるときガトーショコラというチョコレートケーキの作り方を見ていました。生地と溶かしたチョコレートの合わせ方、泡立てた卵白の混ぜ方、穴が開くほど、丁寧に、画面を見ていると、混ぜる手つき、卵白の混ざり具合、その程度などをちゃんと見極める事ができ、それ以来失敗が少なくなりました。

テレビで立派な料理の先生やシェフの方が、料理下手の私にもわかるように丁寧に解説しながら作り方を教えて下さることは、本当にありがたい事です。

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