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吉野杉の香りが楽しめる日本酒”菊正宗”

地味な花粉症に悩まされている今日この頃です。

高品質酒樽”菊正宗”

神戸市東灘区にある日本酒メーカーである菊正宗の工場見学に参加した。吉野町より吉野杉の魅力が感じることができた良い体験だった。

宮水が豊富な地、灘


菊正宗の周囲には他にも数多くの日本酒メーカーが点在している。これは日本酒に適した美味しい水である宮水が豊富に湧き出ているからだ。宮水とは西宮の水の略称で、この地域の裏に存在する六甲山という山が関係している。花崗岩で濾過された中硬水はミネラルを多く含み、日本酒のキレを生み出しているそうだ。また、ここで使用されている米は山田錦。これも日本酒に適した品種で兵庫も主な産地の一つである。
360年以上の歴史がある菊正宗。酒の香り付けに吉野杉でできた樽を使用している。

樽に適した吉野杉

吉野杉で作られた樽に酒を入れ、香り付けをし、飲み頃になると取り出してビンに移し替える。こうして出荷されたお酒が菊正宗だ。
なぜ吉野杉なのか。
江戸時代、吉野杉は酒樽として重宝されてきた。その理由と吉野林業がうまくかみ合ったのだ。節が少なく、年輪が細かい。その特徴が酒が漏れない容器に適していたのだと思われる。
360年と500年。長い歴史とほんのりした香り。両方が味わえる日本酒が菊正宗だ。是非飲んで欲しい。

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