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詩 雨が止んだ

雨、雨、雨
雨がふる

傘、傘、傘、
雑沓が流れる

まるで不愉快なほど、
反発心に似た感情を雨にむける
昔からこうだった
すべてに反抗心があり
我儘にあるがままだった

僕は学校に反対だったし
いまでは仕事に反対だった
戦争に反対だし
正論に反対だった
常識が非常識であるように願っていた
そして雨がふった

美しい散文詩のように 初夏の雨は風景を濡らした

雨、雨、雨、
小雨がふる

傘、頭、傘、
雑沓がゆれる

雨乞いをするように
幸せを祈った
我々は孤独だった
時代は無情だった
雨宿りの一時に死に絶えたかった
そして雨がやんだ

雨、雨、雨
雨よふれ

頭、頭、頭
雑沓が消えた




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