産休12日目 11/26(日)

AM
□10:00〜ファミリー学級
やっと自治体開催のファミリー学級に夫婦揃って参加できた。

お風呂の入れ方や、ゲップの出し方、妊婦の身体についてなど教えてもらった。

特に人形を使ったらお風呂の入れ方の練習に夫が参加できたことが、1番の収穫。

わたしは普段人の顔や髪に触れる仕事をしているため、洗い方の流れなどは割と覚えられるし、身体も動く方だと思う。(極端に不器用とかはない。)

その点男性は不器用な人が多い上に夫は普通にデスクワークなので、心配していた。

今回、夫の風呂さばきを事前に見れたことで、このくらい手が動かせるなら、都度わたしがついていなくても赤ちゃんが泣くことなく出来そうだし、まだまだ上手くなりそうだなと見通しが立てられた。(すごい上から目線だが。)

お風呂大臣はお父さんで決定である。

帰りに近隣のベーグル屋さんに立ち寄ってお昼を買って帰った。

夕方からピアノの先生をしている義理の母のお教室の発表会があるため、それまでお家でゆっくり。雨が降っていて身体が冷えてしまったので、おうちで暖房をつけてぬくぬくしているうちに眠ってしまった。妊婦ってつくづく体力がないなと思う。妊娠する前にもっとジムなりヨガなり通っておくべきだった。

□18:00お義母さんのピアノの発表会 

お義母さんの音大時代の仲間たちや友人の皆さんが演者兼裏方として集まっているのだが、毎回すごく楽しそうでなんかいい。

わたしも学生時代の仲間で集まると、その時の歳に戻ってしまうのを経験したことがある。不思議だが、小学生からの友達に会うと小学生の自分が戻ってきて、大学の友達に会うと大学生の自分がどこからともなく姿を現す感じがする。

なので、このなんともいえない適度なキャピキャピ感は、近くで見ていてものすごく親近感なのだ。

加えて、子育てがひと段落した世代で、わたしの大きなお腹を見ては、まるでお母さんみたいに声をかけてくださり、それがまた自然で、音楽に親しんできた人たちだからだろうか、、とてもコミュニケーション上手なのだ。なんとなくその辺にいる60〜70代をこの人数集めてもこんなにポジティブなオーラは出ない気がする。

わたしも、あと数週間で経験する出産という入口をくぐり抜けて、子育てに一生懸命になっているうちに気がついたら目元にしわができているのだろうが、子供がひとり立ちするころには、こんな風にまた自分を楽しんでいたい。

みんな1つの人生で1つの人格を生きているようで、実は誰もがそれぞれの環境で無意識のうちに役割を演じていると思う。その中でも母親や妻という役割は20〜30年続く。だから、きっとその役目が終わるころには、「ただの自分」を忘れてしまう気がする。
特にわたしのようにこれといった趣味のない人は、奥へ奥へと息を潜めていく「ただの自分」をひっぱりだす機会なんてなくなっていく一方で、やっと子育てが終わるころには、えーと時間はありますけど、何したら楽しいんでしたっけ?な、状態になるだろう。定年退職後のお父さんみたいな。

家族とは全く違う世界線もほそーく用意しておかないとなぁ。

そんなことを、可愛らしい子供たちのピアノの演奏と、熟練者たちによる心地よい音色に合わせてふわふわ考えていたら、あっという間に発表会は終わっていた。

お義母さんから、素敵なピンクの花束を譲り受けて、電車で家まで帰ってきた。

任されていたナレーションを無事に終わらせられた安心感もあり、布団に入ったらのび太くんの速さで眠りについた。





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