【シノビガミ】対立型の巻き込みについて

シノビガミの忍法の中には、戦場にいる全員に効果を及ぼすものもあります。
特に対立型で味方に巻き込まれるのが嫌だ、という人は多いです。
そんな人に読んでほしい記事です。

巻き込みをする忍法を対立型に持ち込むことそのものが悪であるとする風潮が無くはないので、それが少しでも緩和されればいいなと思ってこの記事を書きました。

巻き込みは何が不快なのか。
いろいろな言葉で表現することはできますが、究極的には
「味方のせいで制限を受けるのが嫌」
というところでしょうか。

もしあなたがそう思っているのであればこの記事は最後まで読む方がいいかもしれません。

味方のせいで受ける制限について考察してみましょう。
例えば戦場なら、戦場型が被ればどちらかの構築は腐りますし、味方が戦場型なら不利効果を押し付けられる形になります。
他にも自分へのダメージが増す三千大戦世界、毎ターンマヒの毒炉などもありますね。

さて、ここで別の角度から考えてみましょう。
仮に味方が一切そうした忍法を修得していない場合、本当にあなたのPCは自由に制限なく戦えるのでしょうか。

答えは否です。

簡単な思考実験をしてみましょう。
AとB対CとDの組み合わせで戦っていると想定します。
Aは3点を出すことができ、回避デバフも多いですが、防御は薄めでした。
Bは2点しか出ませんが、防御訓練を持っていて回避に+修正が付いているため、攻撃をいなすのが得意でした。

さて、CとDから優先して狙われるのはどちらでしょうか。
当然、Aです。

相手の手数を減らしたら大きく有利になるこのゲームでは、脅威度の高い方を集中攻撃することがチーム戦の最適解だからです。

つまり、あなたがどう動くべきかの最適解は、味方の性能によって大きく変化します。
これは味方を巻き込む忍法があるかないかとは全く別の問題です。
しかし、発生している状況は同質です。
結局味方がどんな構成であろうとも、あなたの動きは制限されます。

味方に制限を受けるのが嫌、という考えは、チーム戦そのものを不可能にしてしまいます。

相手が高火力チームだったとして、あなたは集中攻撃されてすぐに落とされてしまいました。
こういった状況で、味方の脅威度が自分のPCより低かったのが悪い、と相手を責めることはないでしょう。
仮に巻き込みを喰らったとしても、これと同じです。
感じる不快感は結局「自由に戦えなかった」ことなのです。

巻き込み忍法による不自由さも、本質的にチーム戦そのものの不自由と同じであるということが伝われば幸いです。
この考え方で一人でも多くの人が巻き込み忍法にヘイトを向けないようになればいいなと思います。

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