小川累

お越しいただきありがとうございます。 自身の経験や学びを書き起こしてみようと思ったこと…

小川累

お越しいただきありがとうございます。 自身の経験や学びを書き起こしてみようと思ったことがキッカケで始めました。 不定期ですので、ゆっくり更新です。

最近の記事

周りが笑ってくれたらそれでいいと思ってた

小さい頃から誰かの笑顔が見られるならって、理由をいちいち正当化して自分で自分に言い訳してた。 泣きたいときも怒りたいときも全部自分のなかに押し込めた。 感情はコントロールするもの、ご機嫌は自分でとるもの。 それは・・・・自分じゃない誰かのために。 カタカタカタ・・・無機質な音が鳴り響く、とある企業のオフィス。 アラサー、社歴5年目のある社員は静かに鼻でため息をついた。 手元のキーボードが西日に照らされ、思うように進まないパソコンの画面を見つめながら、冷めたコーヒー

    • 家庭の味は祖母の味

       幼い頃から祖母がつくってくれる料理は、不味くもなく美味しくもない。 味が濃かったり薄かったり、食感が固かったり柔らかかったりするのは日常茶飯事で我が家ではそれが家庭の味になっていた。  顎が鍛えられそうなくらい食感が残った野菜。べちゃっとした衣の天ぷらや、丸コゲのハンバーグ。野菜と肉がゴロゴロしたルーの少ないカレーライス。それらを、なんか違うんだよね(心の声)と思いながら黙って口に運んでいた。  そんな幼い頃の記憶を思い出すキッカケとなったのは、祖母がつくるホットケーキを1

    周りが笑ってくれたらそれでいいと思ってた